2016年11月29日

教務便り


ご無沙汰しております。安田です。いよいよ大学入試が始まり、今週は公募推薦入試にアドバンスの高3生も受験しに行っております。公募推薦入試は入試が早い分、倍率も非常に高くなり、今年も高いところでは10倍くらいの志願者倍率となりそうです。

 

公募推薦にすべてを賭けてしまうと、上手くいかなかったときのリスクなどがありますので、合格できればラッキーというくらいでといつも送り出しております。もちろん、合格できるように私たちも最善を尽くしますが、一般入試も意識したうえで臨まないといけないという、なかなか難しいバランスが必要となります。
また、先日来、小6生、中3生、高3生と受験生の面談をさせて頂き、保護者の方のお考えや、生徒の志望校などもお聞きし、否が応でも受験の緊張感が高まってまいります。公募推薦も合格できて、良い流れを作っていきたいところですが、こればかりは神のみぞ知る領域となりますので、できる限りのサポートをしていきたいと思います。
さて、今回の教務だよりでは嬉しいお話と、ウイプロについてのお話を少しさせて頂きます。

 

中間テストの際には、少し気分が落ち込んでいたのか、勉強にやる気が向いていなかったように感じる生徒が、個人面談を行っていく中で、やる気を取り戻し、今回の期末テストの2日目くらいには学校のワークは殆ど終わっていますというような報告をしてくれてました。

 

成績はいつまでも右肩上がりで伸びていくものではありません。前回取れたからと言って、同じような勉強方法が通じるとは限りません。その時の範囲の広さや難易度にもよってきますので、その都度変えていかないと、成績は落ちてしまうことも考えられます。

 

大切なのは、成績に一喜一憂するのではなく、良い時も悪かった時も「何が原因だったのか」を見つめることであると思います。

 

定期テストの勉強は、範囲が決まっている分、取り組み次第で結果は大きく変わります。まずは、テスト勉強への取り組み姿勢の見直しを図っていくことが、先決であると思います。

 

今回のこの生徒は、それを意識し、いつもより大幅なハイペースで進めてくれたものだと思います。こうして頑張ってみて、その結果がどうだったのか、また改善点を探していく。これこそが、定期テストの大きな意味合いではないでしょうか。

 

いろんな考え方もありますが、テストを実際に受けるのは自分自身です。他にその責任を求めるのではなく、自分自身を自分で変えていくことが、大きな成果につなげることができるのです。

 

先日生徒にも話したのですが「伸びる」のではなく「伸ばす」という意識を持とうと。

 

「成績が伸びる」これは外的要因が理由で、結果として伸びたということになります。

うまくはまれば、伸びることもあるかもしれませんが、一番重要な本人自身の変革が、ここでは置き去りになってしまっているという重大な盲点があります。

 

それに対して「伸ばす」という意識では、自分が主体となり、成績を伸ばすために何をするのかを考え、努力することになります。

 

どちらがより成績が伸びるのかといえば、後者であることは間違いありません。自分のできていないところを、少しでも多く、そして早く、潰していくことが成績を伸ばす最大のポイントです。

 

その具体的な手段は、人それぞれですが、まずはこの意識がないことには、成績は伸びていきません。

 

そういった意識改革をはかってもらえるように、今回のウイプロでは「Change Camp」「ラストスパートCamp」を実施いたします。

 

授業はもちろん、従来のウイプロでも実施しますが、それだけではなく、自身のやる気や、意識を改革できる一歩をこのCampで踏み出してもらいたいと考えています。

 

「Change!Before You Have to .」

 

この言葉には、変革を余儀なくされてから、動くのではなく、少し早くから動いていこうという意味が込められています。

 

実際、2020年には大学入試制度が変わり、また、直近でいえば、小5、中2、高2の3学期は、小6、中3、高3のゼロ学期としてのスタートが始まります。見ないようにしているかもしれませんが、実際は目の前に迫っている受験というものに対して、スタートを切っていかないといけない時期に来ています。

 

周りは部活が終わってからという同級生も多いかもしれませんが「自分がそれで間に合うのか」という視点をもって、人よりも早く意識を上げて、目線を少し上にもって努力することができれば、入試直前になって慌てることが、軽減できると思いますので、是非Change Campにも参加いただき、意識を上げてから、ウイプロに突入できる流れを作っていきたいと考えております。

 

新しいことに挑戦するのは、勇気がいることでもありますが、是非その一歩を大切にしていただき、踏み出してもらいたいと考えています。

 

生徒の踏み出した一歩を、次の一歩に、そして大きな飛躍へとつなげていくことができるように、全力でサポートしていきたいと考えておりますので、今後とも保護者の方とも連携を取りながら、進めてまいりたいと思います。

よろしくお願いいたします。