教務便り
ご無沙汰しております。安田です。あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
中学受験が1月14日に始まり、小学校6年生の受験生たちが入試に挑みました。その前の週は授業日以外にも自習に来て、過去問を解いたり、自分の苦手単元を解いたりと落ち着かない様子ながらも、自分のできることを頑張ってくれていました。
そして、その結果、全員が第一志望校に合格することができました。生徒の皆さん、そして保護者の方々、おめでとうございます。それぞれ受験に向けての勉強を始めた時期は異なるものの、仲良く切磋琢磨している様子は非常に頼もしく感じていました。
時には厳しいこともいい、怒ったこともありましたが、第一志望校に全員が合格できたことは、私もホッといたしました。
実はウイプロ明けから、合格発表の日までの日々は、緊張からか、なかなか眠ることが出来ず、1時間、2時間するとまた目覚めるという生活でしたので、この待ちに待った合格の知らせは本当に嬉しかったです。
ただ、もちろん彼らにとっては1つのゴールはありましたが、これからの6年間がまた新たなスタートでもありますので、気を引き締めて、中学の勉強に向けて頑張ってもらいたいと考えております。
また、中学受験と同一日に実施されたセンター試験、アドバンス生も頑張ってくれていました。
センター試験がメインではなく、これからの一般入試が本番となりますので、その前哨戦として、気持ちも引き締まったのではないでしょうか。これからの日々、高3生においては、自分ができる最大限の努力をして、後悔のない受験をしてもらいたいと思います。
そして、中3生。
中学入試、大学入試と自分たちよりも先に入試が始まり、合格も決まっていく中、だんだんとプレッシャーも感じていくかもしれません。しかし、そのプレッシャーに負けず、コツコツと努力をし続けることが、自分の合格への近道となります。不安なことや、心配なことがあれば、いつでも相談してください。
どんな些細なことでも聞きますし、自分の糧としてもらいたいと思います。
そして、現在の小6、中3、高3の入試がどんどん終わるその先には、現在の小5、中2、高2の皆さんが受験学年としての一歩を踏み出していくのです。
アドバンス通信に先駆けて、次期受験生の学年には、プレ土曜補習の案内をお送りしました。
受験学年になってから頑張るのではなく、実は1年を切っていることを念頭に置き、少しでも早いスタートをと考えて、プレ土曜補習を開講しております。
周りが本気になって頑張るよりも早くに、自分の目標に向けて、一歩踏み出す意識を持ってもらいたいと思います。
今年の受験生にも何度も話しておりますが、成績は「伸びる」ものではなく「伸ばす」ものです。
周りから与えられているものだけをしていれば、自然と成績が「伸びる」ものではありません。
自ら「伸ばす」という意識があり、それに向けて努力するからこそ、成績という結果がついてきます。
「○○をしていたら安心」「これで万全!」などという甘い言葉が、よく聞かれますが、そんな現実はありません。
自分に厳しく、自分の弱点と向き合い、努力したものが、成績を伸ばしてくれています。
それは今年の小6、中3、高3の受験生、そして、過去15年間の受験生たちの頑張りが証明してくれています。
保護者の方にも、お願いです。
お子様が安易な方向に流されそうになった際には、そんなやすきに流されることなく、自分の将来を見据えて、自分のすべきことを地道に行い「伸ばす」ために何をするかを考えるようにお伝えいただければと思います。
大学入試は、1教科、2教科入試と科目数が少なくても受験できる機会がありますので、そちらにかけてしまおうという生徒がたまにいます。そういった数少ない受験機会のものに賭けてしまうと、それがダメだったときには、3教科型の受験はできずに、ランクを大きく下げるか浪人するしかなくなるという選択肢しか残らないことになってしまいます。
そういったことにならないよう、まずは「どんなことにでも対応できる」受験方法を考え、それに向けて努力する中で、修正を加えていくという方向性をぜひ実践してもらいたいと思います。
受験特集のような文章になってしまいましたが、いずれ迎える受験に向けて、小学生、中学生、高校生の各学年が、その時にすべきことをきっちりと積み上げていくことができるようにしたいと考えています。
生徒の皆さんも、ただ通塾しているだけにならないよう、目標や目的をもって勉強するようになると、「伸びる」ではなく「伸ばす」勉強への変革ができると思います。
新年を迎え、新学期も始まった今こそ、今までの自分の学習を振り返り、次の学年への助走期間として、この3学期を過ごしてもらいたいと思います。
来月には面談もございますので、その際にも色々とお話しをさせて頂ければと存じます。
よろしくお願い申し上げます。