教務便り
ご無沙汰しております。安田です。4月になり、新年度を迎え、慌ただしい日々を送っております。
今年は、初の上甲子園校での中3対象の入試説明会を実施し、たくさんの保護者の方々、生徒の皆さんに来場いただきました。これに先立ち、本校でも中3対象の入試説明会を実施し、同じくアドバンスのSHBブースが満席になるほどの賑わいでした。
昨年度の公立高校入試は、非常に厳しい入試となり、一昨年よりも公立高校不合格者が多く、829名もの不合格者を出しておりました。
総合選抜の時代をご存知の方なら、驚かれる数字だと思います。当時は、30名不合格があったというだけでも、そんなにいたのか!?という驚きがあったものですから。
また、市立西宮への受験者が、グローバルサイエンス、特色選抜、複数志願選抜ともに、大きく下がったのが印象的でした。
倍率が下がった分、2番手の市立西宮東や、県立西宮、鳴尾が跳ね上がったかというとそういうわけでもなく、これらの高校は例年通りの倍率でした。これらから読み取れることとして、受験者の横滑りが起きたのではないかと考えております。
市立西宮を敬遠するのと同様に、他の高校でもスライドする形で、安全志向に落ち着き、結果その波に乗れなかった生徒が、不合格になってしまったのではないでしょうか。
今年の入試は、それを受けて、どのような志願状況になっていくのか、また受験方法にも注視していきたいと思います。
さて、今年のアドバンスは、もうご存知の方も多いかと存じますが、授業において、2つの改革を行いました。1つは「ファイルL」、もう1つは「英単語ノート」です。
「ファイルL」
お子様が、授業後、青色やピンク色のファイルを持ち帰られたと思います。このファイルは「ラーニング」という解説のプリントを挟み込んでいくファイルとなります。
10年くらい前はまでは、アドバンスでもファイルを配布しておりましたが、その際はプリントを全てはさむものとしておりました。
今回のファイルLには、ラーニングのみをはさむこととしています。
これにより、勉強していてわからないところがあったときには、そのラーニングを確認すれば解決できるようにしたいと思っています。
また、授業が途中で終わった際にラーニングを持って帰って、翌週忘れるなんてこともよくありましたので、そういったこともなくせるようにし、知識の定着をより促進していきたいと考えています。
ファイルごと忘れることがないように、気を付けてくださいね!
次に「英単語ノート」
授業時に、英単語を引くことが多い生徒もいます。もちろん、単語を引くことは非常に良いことですし、そこで覚えてくれたら尚良なのですが、実際は引いたら引いたままで、しばらく経ったら、また同じ単語を引いてるという光景もあり、せっかく調べたものを上手に自分のものにしてもらえる策はないかと考えておりました。
そこで、英単語ノートを作成し、加えて単語テストもしようと考えました。
また、ノートを持ってくるのを忘れるということをなくせるように、単語ノート自体をアドバンスで預かり、もう1枚「単語プリント」という用紙にも同じように、調べた単語や意味などを挟み込んでおき、20個貯まったらテストをするというルールにしました。
単語プリントは、ファイルLに挟み込んで持ち帰らせますので、自宅でも、単語の勉強ができ、しかも、自分がわからなかった単語というピンポイントの学習ができるという優れものです!
これを活用していくことで、生徒自身の語彙力アップをはかっていきたいと考えています。
これらの改訂事項は、3月末に行った講師研修会の場で、生徒にとって、よりよい学習環境を整えるためにどうすればよいかと話し合っていた中で、学生講師からの発案で決まったものです。
アドバンスの講師陣は、学生講師が多いですが、それぞれの講師が非常に指導についても熱心で、生徒のためなら、居残って質問受けをするのも厭わず、また生徒のことを真剣に考えてくれる、生徒想いの自慢の講師です。
アドバンスの採用基準の1つとして、学力面はもちろんのこと、講師自身の人柄も大きなウエイトを占めています。
お預かりする生徒の皆さんも1人1人性格が違いますので、画一的な人柄の講師ではなく、様々な性格、秀でた部分を持った講師を採用しております。
それは、多感な時代の小学生・中学生・高校生の皆さんに、少しでもいい影響を与えられることができればと考えており、講師応募説明会の際にも、それは必ずお伝えしていることの1つです。
また、先日ご回答頂きましたアンケートにも「面談などで訪問した際には、学生講師の皆さんも明るい挨拶をしてくれて、とても気持ちが良いです」とお書き下さった方もいらっしゃいました。
非常に嬉しいお言葉を頂き、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
こんな熱心な講師たちに、また新しい講師陣が研修で加わっていく予定です。
最近の流行りでいうなら「生徒ファースト」の目線を持った講師たちととも、しっかりと指導して参りたいと思いますので、今年もよろしくお願い致します。