教務便り
ご無沙汰しております。安田です。段々と暑くなってきましたが、朝晩はまだ涼しく感じることも多いのです。
小中学生の中には、体調不良を訴える生徒も少なくなく、高熱を出してしまったという話もチラホラ聞きますので、暑くなってきたからと油断することのないようにしていきたいものです。
さて、現在は中学生の期末テストも終了し、高校生が期末テストを迎える版ですが、今回の定対スペシャルの講座を経験して感じたことを書かせて頂きたいと思います。
①ワークは3日目までに終わらせる
定対スペシャルのスペシャル講座もあり、なかなか思うように進まないという生徒も多かったかもしれませんが、定期テストの勉強は、塾に来ている時だけすればいいというものでは、もちろんありません。
また、ワークは最終の範囲がわからずとも、スタートは大体予想がつくはず。あらかじめ、2週間くらい前から始めるということも可能です。
今回の様子を見ていますと、ギリギリまでワークを残していたにも関わらず、学トレでの問題演習をしたがる生徒が多かったように思います。
問題演習をすることは、大切なことですが、提出物であるワークを仕上げることは、それ以上に大切なことであり、また、そのワークを主体としてテストも作成されるわけですので、いい加減にしていると、結果として返ってきますので、次回の2学期からは、そうならないように注視してきたいと思います。
②時間を決めて演習をする
1つの問題に10分以上も手を止めて考えている生徒もいます。
もちろん、普段の学習であれば、粘り強さや思考力を養うという意味合いでも非常に大切なことです。
しかし、今はテスト前。
そんなに悠長なことをしている余裕はないはずです。
また、解説を読まずに、答え合わせもせず、空白のまま質問を投げかける生徒もいました。
テスト前という時間が限られた中での学習の仕方としては、しばらく考えてできない問題は、答え合わせをしてみること。
そして、その解説を読み、どこが自分のわからないポイントなのかを見極めること。
これが非常に大切なことです。
自分のわからないポイントの整理をしないまま、解説をしてもらったとしても、同じところでつまずく可能性が大です。
テスト前の時間のない中での勉強は、いかに効率をあげていくか、また何度も繰り返し解いていくことができるかにかかっていますので、是非、実践してもらいたいです。
③演習を積むごとにできが良くなる
良くないことばかり書いていましたので、良いことも。笑
社会がほんとに嫌いと言っていた生徒でしたが、回を重ねるごとに良くなり、学トレのプリント演習では満点も取ってくれていました。
その生徒は、苦手な教科にも関わらず、しっかりと向き合い覚えてくれたんだなと嬉しく思いました。
「苦手だから、できない」では、いつまで経ってもできることはありません。
どこが苦手で、どうすればそれを克服できるのかを考えることで、成長を見ることができます。
ぜひ「苦手」の一言で終わらせるのではなく、どこがダメなのかを考え、それを克服する手段を考えてもらいたいと思います。
単純に「覚える」と言っても、色んな方法があります。書いて覚える人、読んで覚える人、イメージ化して覚える人、何度も同じ繰り返して定着させていく人。それぞれに合った覚え方を身につけるためには、それを試していかないとわかりません。ぜひ、積極的な学習を行ってもらいたいと思います。
さて、今年のサマプロでは、普段の学習以外にも、新しい学びの機会を用意しております。
現在、小学生だけに開講しているパズル道場ですが、現在、私が担当しており、非常に考えられた教材であると感じております。
傍目から見るとプリントを解いているだけ、教具で遊んでいるだけに見えるかもしれません。
しかし、生徒の集中力や、スピード感、そして数々の角度から出てくる問題に対応する思考力を養成することができる点において、通常の教科学習ではできないものがあると感じています。
そんなパズル道場の楽しさを少しでも多く味わってもらえるように、サマプロでは、小1~中3生へとその幅を広げ「パズル道場EX」として開講します。
空間把握能力の単元には「点描写・紙折り・投影図・積み木・展開図・正多面体・サイコロ移動・穴あけ・回転・切断・タイル」の問題
論理仮説の単元には「推理算・未等式・魔方陣・ナンバープレイス・ビルディング・道をつくる・四角に分ける・ブロック分け」の問題。
そして、数量感覚の単元には「量感暗算・分数感覚・数列、規則・数の分解暗算・最小公倍数・最大公約数」の問題。
これらは、それぞれ難易度により、初級・中級・上級・永久名人・伝説名人に分かれています。
大人でも頭を悩ませるほどの問題も収録されていますので、是非、考え、解き進めることを楽しみにしてもらいたいと思います。