2013年09月24日

教務便り


長いと感じたサマプロもあっという間に終了し、2学期が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか。気合を入れて頑張ろうと思っていた矢先に、夏風邪をひいてしまい、9月の第一週はほんと辛く、普段多少の熱では、授業を変わったり、早退したりなどしないのですが、この時ばかりはご迷惑をおかけしてしまいました。
 今は、それが嘘のように元気一杯で頑張ってます。笑
・負荷と過去問演習
 さて、2学期が始まり、受験生はこれからが本番です。
 夏休みは学校も登校日や補講以外は、ほぼアドバンスで勉強する日々が続いていたと思いますが、学校が始まると学校中心の生活になります。
 その中で、いかに時間を作って勉強をしていくのかが、これからの大きなポイントとなってきます。
 平常授業はもちろん、土曜補習でも宿題やテストなどで負荷はかけていきますが、宿題だけをするのが勉強ではありません。
 それらの時間を除いた時間で、どれだけ自分の弱点を突いた勉強ができていけるのかが、大きな鍵となります。自分の苦手なところは、できれば避けて通りたいとものではありますが、それを避けていては、いつまで経っても成績は伸びてきません。それは、苦手なものほど、成績をあげるための伸び代があるからです。そのため、今は苦手でもそれを得意とはいかないまでも、苦にはならない程度にまで引き上げていく必要があります。
 また、それと同時に得意な分野はどんな問題が出ても大丈夫なようにしておく必要があります。
 これらのことができているのかを、効率よく計ってくれるものが、入試の過去問です。
 入試は各校によって傾向は異なりますが、難易度がその年によって大幅に変わることは、それほどありません。
 故に、自分がどこが苦手で、どこが得意なのかをはかると同時に、苦手だと感じていたところができるようになっているという実感をつかむこともできます。
 さらに、過去問を解くときに最大の利点は、各校の問題の傾向を把握していけるため、より効率的な勉強がしやすいということです。
 過去問軽視をして、問題集をただ進めていって、それだけで満足している人も、よく見受けられますが、その視点を変えていってもらいたいと思います。
・できないことへ言い訳をしない
 また、これは受験生だけに限ったことではありませんが、これから色々と行事もあり、時間が中々取れないかもしれません。
 しかし、そんな中でもすべきことは着実に行ってもらいたいと思います。そこで意識してもらいたいことが、「できないことへの言い訳をしない」ということです。
「○○で疲れたから」
「時間が取れなかったから」
そんなことを言っていて、それができるようには、決してなりません。
できなかったことへの言い訳を考える時間があるなら、そのできなかったをできるようにするには、どうすればいいのかを考えてもらいたいと思います。
 そして、その困難だと思っていたことを乗り越える経験をしてもらいたいと思います。そうしてこそ、人は成長できていくと、私は思います。
 自分ができるときに、できる範囲のことをするのは、当たり前のことです。もちろん、それが無意味だといいませんが、時間がなくて大変なときでも、すべきことはきちんと行う。そして、時間に余裕があるときには、今までチャレンジしていなかったことにも挑戦していく。
 できなかったことを克服していくことは、自分の自信にも繋がりますし、達成感を感じながら、成長していくことができると思います。
 
 今は学校などである程度限られた環境の中、レールも敷かれているかもしれませんが、将来、社会に出てからは、自分自身で色んなことを考え、実行に移していく力が要求されるという場面が多々あります。
 そんな時に困ることのないよう、今学生のうちに学んでいけることも多いのではないかと、自省も踏まえて考えています。
・頑張る小学生
 さて、最後になりましたが、普段あまり出てこない小学生の話題も。  
 アドバンスは、小1生からの受け入れを行っており、現在は小3~小6までの小学生が在籍し、その殆どを私が担当しております。
 これらの小学生たち全員が、この夏休み、どんどん先取りを進めることができ、得意科目は次の学年にまで入っている生徒もいます。
 中学生になると、新しい単元になることに対して、嫌がる生徒も出てきますが、現在担当している小学生は、そういったところは一切なく、むしろ「次から小○のになるよ」と言いますと、目を輝かせて「やったぁ!」と言ってくれたり、
「中学内容も頑張ろうか」の言葉に「中学って難しくなるかなぁ。」と
少し不安げに言いながらも、嬉しそうにしてくれています。
 この調子で新しいことを学んでいく喜びや、楽しさを知ってもらい成績向上に繋げていきたいと考えております。
 常にニコニコとしていたいものではありますが、時には厳しいことも言わないといけませんので、辛い役回りの時もありますが、そんな時でも心を鬼にして、正しいことはきちんと伝えていきたいと思っておりますので、ご理解賜ればと存じます。 
 今後も1人1人の状況を把握した上で、よりよいアドバイスができるように指導していきたいと存じますので、宜しくお願い致します。