2020年07月03日

教務便り


お世話になっております。副塾長の安田です。

 

4月5月は改装に勤しみ、生徒の皆さんがこの大きく変わったアドバンスで受講してもらうのを夢見て、楽しみにしておりました。

 

そして6月に入り、緊急事態宣言も解除され、通塾もオンライン通塾の併用、サマプロの大詰め、チラシの作成などなど、大忙しで、一週間が経つのが非常に早く感じました。

 

季節が経過する体感も、休校やオンライン通塾などがあり、生徒たちの行事も大きく変わっていることから、いつの間にか7月…という側面と、もう7月かという焦りを感じる側面もあります。

 

従来のサマプロでは、日程的な余裕もあったこともあり、イベントやプランも多数ございました。

 

しかし、今年は日程的なこともさることながら、密を避けるという観点から、イベントの開催は自粛させて頂きました。 社内クラスター同様、塾内クラスターが出てしまわないようにと考えております。

 

また、プランも非常にシンプルにさせて頂きましたので、今までより選択の幅は減りましたが、逆に選びやすいと思って頂ければ幸いです。

 

学校がどうなるのか、また夏休み、受験がどうなるのか先が見えない中、プランを練り続けておりました。

 

夏休みに通いホーダイの良さを享受頂き、たくさん学んでいただきたいと考え、今年度初のサマプロの通いホーダイを開講いたします。

 

ベーシックプランとの授業コマ数の差は歴然で、70~94コマ分の授業数の差がございます。

 

それを非受験生の方であれば、5,600円~9,000円のプラスで受講頂けるように設計致しました。

 

受験生の場合は、単に通いホーダイになるだけではなく、塾長・副塾長を中心とした「特訓授業」が追加されておりますので、より一層手厚い指導を行えると自負しております。

 

今年度大学受験を迎える高3生は、非常に振り回されることの多い学年でもあります。

 

中3の時から、大学受験が大きく変わる学年だと言われ、共通テストに紆余曲折、英語技能検定試験の二転三転、身の丈発言問題などから、どちらも中止となりました。

 

そして、今回の新型コロナウイルスによる学校休校。

 

現在のところ、共通テストは追試日程を増やすころで対応するとなっておりますが、日程的に見て、関西の一部の私立大学入試と重なり、現実的な日程であるのかという点にも疑問符が付きます。

 

さらには、公平性の問題です。

 

2回の共通テストの問題は当然変えないといけません。その場合、難易度も変わってしまうと、平均点はもちろん、得点にも、大きな開きが出ることが予想されます。

 

また、受験者層が異なることによっても、それは大きく変わって参ります。

 

問題の難易度も紆余曲折がありすぎて、実際、どうなるのか。

 

選択問題を設けて、未履修の問題への解決策を出しておりますが、実際のところ、科目間の格差などはどこまでのものになるのかは現在は不明なままです。

 

とはいえ、それが決まってから対策をしても、時間は取り戻せないわけですから、今できることは、どう転んでも、対応できるだけの学力を身につけることであると考えております。

 

高校入試も、大阪や東京などでは、範囲の縮小や選択問題になることが発表されました。

 

兵庫県も7月中には出るということで、対応の遅さを禁じえませんが、できることは同様に、学力を身につけることで、間違いはないと考えています。

 

範囲縮小があったとしても、その縮小された範囲がいらない単元であるわけではありませんので、しっかりと学んだうえで高校に入学できるようにしたいと考えております。

 

またそれは受験生に限らず、どの学年でも同じです。文科省では数年かけて補うという方針も出されていたかと思いますが、学習指導要領の改訂により、来年からは中学の教科書も変わり、英語であれば仮定法が、数学であれば、箱ひげ図などの高校内容が中学に降りてまいります。

 

そんな中、先延ばし対応を行っていたのであれば、結局のところ、遅れは取り戻せないと考えております。

 

このサマプロも含め、しっかりと対応できるだけの授業を行ってまいりたいと考えております。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。