2021年06月04日

教務便り


ご無沙汰しております。安田です。

 

最近は、授業の合間を縫って、学習計画面談・学習進捗面談・定対面談に、模試返却面談と、面談ばかりをしていて、すっかり面談おじさんと思われているのではと危惧しております。笑 

 

毎日、出勤すると今日は誰と面談しよう?どんな話をしようか。今はどこまで進んでいて、どんな理解度なのかなと、進度ファイルとにらめっこするところから1日が始まります。できているところは、しっかりと承認し、生徒の話を聞き、どう感じているのか、どう考えているのかを確認をし、アドバイスが必要な場合は適宜アドバイスを加えたりなどしています。

 

授業中は、やはり授業に関することが中心になりますが、1対1の面談を行うと、学校での話や、自分の進路についての話や、どんな勉強をしているのかという話をしてくれ、普段は見ることのない姿が垣間見れて、とても楽しいです。

 

何十人と面談を行うと、誰と話したことだろう…とわからなくなりがちですが、そこはスタプラのカルテ機能くんが大活躍してくれています。面談で話したことを記録することで、前回こんな話をしたなとか、ここまで話が進んでいたことや、生徒自身の話の道筋を追っていくことができています。

 

学習計画面談の結果は、LINE連携頂いている保護者の方には、お送りさせていただいている通りです。

 

このように、目標を決めて、授業を進めることで、日々の平常授業での進み方を生徒自身にも意識してもらい、集中度や勉強の意識を高めてもらいたいと考えています。また、細かな面談の機会を多く持つことで、生徒自身と話す機会を多く持ちたいと考えています。現在は、緊急事態宣言真っただ中で、マスクやパーティション越しの授業となり、なかなか以前のように、気軽にコミュニケーションを取りづらい状況です。しかし、1対1で話すことで、その本音に触れたり、生徒が実はこんなところで困っていたなども、早期に発見できることや、できていることや、日々成長してくれている部分を即座に承認することができるのではないかと考えています。

 

これからも、綿密かつ温かい面談を目指して、頑張っていきますので、よろしくお願いします。

 

さて、成績が伸びる生徒と、伸びにくい生徒の差について、お話したいと思います。

 

これは、受験に成功する生徒にも通じるところがありますが、それは「いかに早く腹を括るか」であると考えています。勉強は誰にとっても、喜んでやりたいものではなく、仕方なくやっているところがあると思います。その「仕方ない」を、いかに「やるしかない」に変えられるかだと思っています。似通ってはいますが、「やるしかない」の方が、緊急性が高いと考えて頂ければと思います。やるしかないと考えて、取り組むことで、前向きに進めていくことができるのではないかと思います。半ば強制的にではありますが、こうしてやり始めると、意外と楽しさを見出すことができるのが、勉強の楽しいところでもあります。

 

その「やるしかない」域に到達するには、まずは「自ら考える」ということが必要であると思います。そのため、アドバンスでは「授業計画表」を書かせ、何をするのかを考える習慣や、面談を通じて、さらに考える時間を設けたり、ガイダンスを多く行うことで、外的要因を強めていっております。

 

実際、こちらから何も言わずとも「実力が近いので、○○の勉強をしたい」とか「学校の進度がここまで進んでいるので、どうしたらいいですか」とか、また自学でノートまとめをするために、1コマ残って勉強する生徒がいたりと、その兆候が表れてきています。こういう変化がみられると、成績向上の大きな一歩を踏み出したとみて、間違いありません。この一歩をいかに早いうちに引き出すことができるかが、私たちの指導における目標の1つであると思っています。

 

生徒の成長がみられる時ほど、嬉しいことはありません。

 

成績向上もそうですが、ちょっとした変化を感じられるのは、この仕事をしていて、良かったなと思う点でもあります。生徒それぞれ、性格も学力も全然異なりますが、1人1人の特長に合わせた声掛けや、リーディングを考えて、これからも指導していきたいと考えております。