2021年07月23日

教務便り


ご無沙汰しております。安田です。

 

サマプロに入り、毎日授業漬け日々を送っています。平常授業では夕方からの授業ですが、通いホーダイの生徒が少し早い時間から頑張って通塾してくれているので、1日ずっと授業という感じですが、それもまた嬉しく感じています。そんな合間を縫って、自分自身の勉強も頑張ろうと、このサマプロ期間に計画を立てて、進めていっております。今のところ、順調には進んでいっておりますが、できる限り前倒しに進めていきたいなと思い、頑張っているところです。

 

さて、サマプロ真っただ中ではあり、第2タームからは全学年の生徒が通塾することとなります。そこで、しっかりと意識をしてもらいたいことが「目的」を持つということです。

 

受験生は志望校合格のためとか、自分の足りないところを補っていくためなどという目的意識を を持ちやすいと思いますが、受験学年でない場合、なかなかそれが持てないままになるのではないでしょうか。やはり「何のため」に勉強しているのかということが明確になればなるほど、具体的な行動にも落とし込んでいきやすくなります。単に、通塾の時間だから行くのではなく、なんのために勉強するのか、何を目的として頑張るのか、考えてもらいたいと思っています。

 

そこで活用いただきたいものがDaily Note(デイリーノート)です。これは、サマプロの全生徒に配布している日誌とお考え下さい。生徒の皆さんには個別に説明済みですが、最初のページには、目標や計画を書いて、サマプロの初日に提出することになっています。また、その後は「授業内容」「反省と感想」「明日の取り組み」を記入して、毎日提出してもらい、 提出してもらったDaliy Noteには講師がコメントをして返却するという仕組みです。

 

なぜ、こんなものを作っているかといいますと、それは学習の振り返りができるからです。

 

今日一日、どんな勉強をしたのか、どれだけ進んだのか、どう感じたのかを書くことは、非常に大切だと考えています。進度や、中身を書くことも、計画という点で、重要ですが、それ以上に重要なことは「その時の感情」を記入するということであると思っています。できれば、前向きな気持ちを記入してもらうことが一番だと思いますが「できなくて悔しかったとか」「次、こうしたい」というような感情でも構いません。感情は、時とともに薄れていきます。しかし、記入することで、その感情を思い出すことができます。例えば、だらだとしがちだった時でも、その感情に触れることで、もう一度頑張ろうと仕切りなおすことができるかもしれません。また、その時は悔しく思ったことでも、時がたてばできるようになることも往々にしてあります。そんな時、その言葉を見ることで、自身の成長を感じ取ることもできます。

 

こんな風に単なる日誌ではなく、自身の成長の証として使ってもらいたいなと考えています。

 

計画を立て、記入してもらうことも、同様です。書いているときには、テンションはきっと高いはずですので、それに向けて頑張ろうという気持ちもあると思います。しかし、そんな気持ちはなかなか長続きしてくれません。そんな時文字として残しているものを見ると、その感情を呼び起こしてくれるものになります。

 

計画についても同様です。

 

やっていくなかでアップデートしながら、日々の勉強や生活に取り組んでもらい、夏休み明けには、大きく成長した自分自身を迎えてもらいたいと思っています。目的を持ち、それを記入し、感情を忘れないことが、勉強へのモチベーションアップや、継続につながっていくと思います。ぜひ、Daliy Noteを、自分自身のペース配分や気持ちを継続するツールとして上手に活用してもらえたらと思っています。まだまだ夏休みは入ったばかりの第2タームではありますが、これからあっという間に1か月が経ちます。

 

悔いのない夏休みを過ごしてもらえるよう、一緒に頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。