特色ある私立高校紹介
面白い取り組み、学校独自の取り組みをしている高校をご紹介。
今回は、興國高校。
大阪でも少なくなった、男子校です。大阪出身の保護者の方は、興國高校と聞くと、やんちゃな子が行く学校というイメージもあるのではないでしょうか。
しかし、現在、メキメキ力をつけてきている高校の1つです。
公務員試験や、専門学校進学を狙うクラスから、難関国公立や医学部を狙うコースまでさまざま。
今回はその「難関国公立・医学部」を目指すコースである
「アドバンスコース・スーパーアドバンスコース」をご紹介。
1週間の授業数は41時間と、一般的な公立高校が32時間なのに対して、9時間も多いスケジュール。
年間40週としてみても、3年間では4920時間、公立高校では3840時間と1080時間の差。
これは、同じ3年間でも公立高校の約3.8年間分の授業数を、3年間で行う計算となります。
しかし、授業カリキュラムだけならば、他の私立の難関校も引けはとりません。
こちらの高校の大きな特色は、「医学生特別サポートシステム」があること。
これは興國高校のパンフレットを引用させて頂くと
「経済的事情で医学部進学を考えていなかった皆さんお聞きください、興國高校は生徒の皆さんのために”医学生特別奨学金制度”を設立いたしました。これは、医学部の授業料を奨学金として、6年間で最高3,000万円貸与するシステムです。
そして、大学卒業後、指定の病院で一定期間勤務すれば、返済を免除するという日本初の奨学金システムなのです」とのこと。
医学部は6年制で、私立大学の医学部になるとその授業料も高額になります。
6年間の総費用の一番低いところでも、国際医療福祉大学の1,910万円。高いところになると、4,726万円とちょっとした新築の家が建つくらいの金額となります。すごいですね。。笑
そんな私立大学の医学部に進んだ際にも、最高3,000万円の奨学金貸与があり、将来医師として勤務すれば返還がなくなるというのは、大きなメリットではないでしょうか。
弊社の私立高校難易度一覧で、興國高校のスーパーアドバンスコースは、偏差値48。
しかし、進路実績には京大・阪大・和歌山県立医科大・防衛医科大・関西医科大などの名前も連なるなど、昔のイメージからは考えられない進学先が出ている、現在とても勢いのある高校です。