2024年09月13日

高校の特待生制度・奨学金制度が充実してきてます


入試説明会を開催するにあたって、保護者の方にお持ち帰り頂けるように、多くの高校に学校案内や過去問、入試データ集などをお願いしました。

続々と送って頂いたり、高校の入試広報部長自らお届け頂いて、色々ご説明を頂くこともあり、大変感謝しております。

 

お越し頂いた高校の皆様、まだまだ暑さ厳しき折、遠路はるばるお越し頂き、有難うございました。

 

 

また以前から面識のある大変お世話になった高校の先生が別の高校でまだまだ現役で入試渉外や授業をされていることを大変嬉しく懐かしい思いでお聞きいたしました。

 

やはり、ご縁を頂いてお顔をお顔を合わせてご説明頂くと、その学校の良さもよくわかり、実情や生の声もお聞きでき、学校のファンになりますね。入試説明会はもちろん、来月、再来月の進路面談でもいろいろおすすめしたいと思っています。

 

以前もこんなことがありました。弊社で家庭教師をされていた講師の方(弊社は最初の3年間家庭教師派遣をやっていました)が、とある高校の入試渉外になられているなんてことがあって、お越しになり「塾長先生には親切にして頂いたので」などという恐縮なお言葉を頂いたりすることもあって、やはり仕事においても、一期一会と申しますか、人と人のつながりをいつも大切にしておかねばならないなと痛感する次第です。年齢を重ねるにあたって、そういった考えもできるようになってきました。ようやくかというツッコミは無しでお願いいたします笑

 

少し話が脱線しましたが・・・。

 

そんな中で、高校の特待制度、奨学金制度が充実されてきているとの印象を特に今年は受けます。

 

これは、お隣の大阪府が現中2生の受験から「所得制限無しで実質私立高校授業料無償化」になることも影響されているのではと考えています。現中3生は高2の時からになりますが、現中2生が高1生の時は、3年間授業料無償化になるのは非常に大きなことだと思います。

 

高校の先生の話によりますと、「大阪に引っ越そうかしら」と相談を受けることもあるそうで、お子さまが多くいらっしゃるご家庭においては関心の高いことだと思います。

 

すったもんだで授業料無償化が決まり、大阪の高校はてんやわんやになっているということもよくお聞きします。昨年度入試では、大阪公立高校145校中70校がまさかの「定員割れ」になるというショッキングなニュースも飛び込んできています。

 

いわゆる、トップ校、2番手校などのネームバリューのある高校や特色ある高校は定員割れしていないようですが、特色が少ない偏差値50以下の高校が軒並み割れてしまっているというとんでもない状況のようです。しかも人気校である槻の木高や、伝統ある富田林高、鳳高なども割れたため教育関係者には衝撃をもって捉えられています。

 

授業料が変わらないのであれば、施設や教育内容、環境の整った私立高校に行かせようという保護者の方が多いということの裏返しです。

 

これはお隣の大阪府のことなのでと安閑としているわけにはいきません。

 

と言いますのも、兵庫在住者が大阪の私立高校に入学する場合は、入学金無料といった制度を用意している所も増えているからです。もちろん、さきほどの授業料無償化は大阪に在住していないといけませんので、兵庫在住者は無償にはなりませんが、兵庫の私立に行くよりは、大阪の私立に行く方が入学金分助かるといった流れはできるやもしれません。

 

兵庫県も維新さんの知事になったので、この3年間でそういった流れが出てくるかと思ったのですが、おそらくいろいろ守旧派(というと語弊があるかもしれません)の方の抵抗もあったのかもしれませんが、兵庫県ではそういった流れができていません。現在の兵庫県知事の様子をみても、おそらくそこに突っ込んでいくだけの政治力や突破力があるとは思えないので笑、当面は変わらない可能性の方が高いかもしれません。

 

そういった中で、こんなに奨学金制度を充実させていいの?と思える高校も出て来ており、入試説明会でご説明するとともに、来月、再来月の進路面談で保護者の方や塾生の皆さんにはおすすめしていければと思います。