2学期中間テスト
現在、中学、高校の中間テスト直前という所が多くなりました。弊塾では現在、6中学8高校の在籍者がいるため、テストも長ければ1ヶ月近く続くことがあります。
そんな中、一足早く中間テストを終えた中学もあり、結果が徐々に返却されてきています。
アドバンスでは「定期テスト対策講座」で2週間前からテスト対策を実施して、1週間前からは通塾での学トレというテスト対策プリント、アチーブメントプリント(総合問題)、ハイレベルプリント(応用問題)の3種類のプリントを徹底してアウトプットしてもらいます。テスト対策問題は当該範囲での全国でよく出題された問題を抜粋しており、ほぼ同様の問題が出ることも多くあります。
テスト1週間前は「アウトプット」の期間という位置づけのため、2週間前から1週間前までにほぼ学校ワークを終えてもらうというスケジュール感です。中1からずっとそのペースで積み上げてきている在籍が長い生徒たちは、そのペースでかなりできるようになってきており、やはり、結果が出ています。
450点前後をほぼキープできている生徒、420点前後をずっとキープできている生徒などは、インプット作業を1週間前までに終わらせ、1週間前からはアウトプット中心でできている生徒です。
全員がこの状況になることができるように、面談、声かけ、学習計画作りなどを懸命に一人一人とやるのですが、やはり、今まで積み重なってきた習慣が急に変化することは少なく、徐々にその習慣を紐解いていきながらやっていかなくてはならないことが少々歯がゆい思いもしています。
学校のワークを終えていない生徒は、さきほどのプリント学習には進めさせないというルールがありますので、学校ワークだけでいっぱいいっぱいになっていると、せっかくの学トレという武器が使いこなせずテストを迎えてしまうことになります。
また、前回の定期テストではコロナの3密を避ける意味合いもあり、本来通塾の時間帯を「自宅でのオンライン定期対策講座」もOKということにしたので、自宅でユルユルの自分の学習になってしまい、点数を落としてしまっている生徒もいます。オンライン学習の難しいところではあります。かといって、オンラインでずっと映像を出してつないでおくというのもプライバシーの問題もあり、なかなか踏み込めないのですが、せめて、手元だけ(シャーペンとノートくらい)はずっと映してつないでおくといった工夫が必要かもしれません。本当にやっているかは生徒を信じるしかないので。
基本定対はオンライン不可にしようかなとも考えております。
また、今回より、英数国理社の事前小テストを各中学各学年別に行うこととし、6中学×3学年分の小テストをテスト範囲に合わせて作成し、テスト2日前に小テストを実施、8割を取れない場合は再テストという新しいルールを作り、実施しました。
そうすると、さきほどの学校ワークを1週間前までに終えている生徒たちは、小テストもほぼ満点を取ってくれ、実際のテストでも点数をしっかり取ってくれます。
逆に学校ワークが仕上がっていない生徒たちは、その小テストでも点数が取れず、再テスト再テストとなってしまい、必死で追いつかせるよう督励し、励ましていきますが、「テストで点数を絶対に取る」という意識が低い場合も多く、この意識改革がこれからの課題なので、一人一人との面談をもう少し多くする必要があるのが我々の反省点ではあります。
ただ、我々が気をつけていることが一つあります。
「点数が低かかったという点だけで叱責をしない」
ということです。
これは小職も若かりし頃はよく失敗したことなのですが、テストの点数のみで叱責することが一番よくないことにある時気づいたのです。
こどもたちもテストの点数が悪いことは本人なりに辛い思いをしており、それに塩を塗り込むショック療法はほとんど効果がありません。逆にモチベーションを下げまくらせてしまい、余計にやる気を落としてしまいます。
よく言われる「勉強しなさい」→「今やろうと思ったのに・・・うざい、もうやらない」パターンが出てきてしまいます。
点数が取れなくて、一番苦しい思いをしているのは子どもたちなので、
「なぜ今回取れなかったのか」を冷静に一緒に分析します。
・時間が不足したのか(間に合わなかった)
・解けない問題を放置してしまったのか
・これくらいで大丈夫と安心してしまったのか
・学校ワークが未完成だったのか
・暗記を中途半端にしたのか
などなど、その子に応じて色々な反省点は出てきます。
それを本人に認識してもらい(大人であればこの状況を冷静に分析できるのですが、子どもに関しては、この分析ができないなんてことは普通にあります)、次のテストの時に改善できるよう指導、アドバイスを行います。
また、子どもによっては、「自分は結構頑張ってやっていた」「テスト前はほぼできていた」と、自分のできていないことを冷静に分析できていない生徒もいます。「自分ではよくやっていたのに取れなかった」とテスト結果を分析してしまうので、そのままでは次回もあまり改善せず、同様の結果になりがちです。この場合は別のアプローチが必要です。
そんなこんなで、課題がたくさんあるのが我々私塾ですので、一歩一歩へこたれず、全塾生が成績をしっかりと向上させられ、定期テストは取れて当たり前になるように、上を目指して取り組んでいきたいと思います。