2学期内申と公立高校入試
中3生(13期生)の学校での懇談が続いており、2学期の内申点が続々と
判明しております。
公立高校入試を受験するにあたって、50%の大きな比重を占める内申点は
その点数によって、合否に大きく影響しますので、我々私塾としてもしっかり
把握していく必要があります。
また私立高校入試は、「内申点が悪くても大丈夫」なんてことは何十年前の
お話であって、現在は、私立高校入試でも内申点は非常に重要です。この辺り
を誤解されている方が多いと思いますので、来年、受験学年を迎えられる中2
生の人、保護者の方はご留意頂ければと思います。
(※現中2生の方には4月の早い段階で入試説明会を実施いたします)
さらに言いますと、受験する高校を最終的に決定する時期は11月~12月
となりますが、その時点では2学期の最終的な内申は出ておりませんので、参考になる内申数値は「1学期」の通知票の点数に
なります。としますと、1学期末(7月)に出される1学期通知票もしっかり
と上げておかなければならないという必要があるということになります。
新第2学区は、西宮も含めて、従前から「総合選抜制度」が長らく続いてき
た全国的にみると極めて稀な学区でありましたが、複数志願選抜制度に移行し、
また今春の学区再編でようやく全国的に普通の学区になったと考えております。
そのような環境もあり、「15の春では泣かないけれど、18の春に泣く」
と揶揄されていた総合選抜制度から、一変、「15の春でも泣く」といった
事態がここ数年大きな変化として顕著になっています。
「中3の部活が終わってから本格的に受験勉強」というのは、今や死語に
近い内容であり、そんなことをしていると「15の春に泣く」事態になって
しまいます。中1、中2のそれぞれの学年内容を、もっと言いますと、小学校時代の内容が、
どれだけ積み上がっているのか、積み上げが遅れている場合は、いかに早く手を打つかという重要性、実情を我々のエリアの
地域の皆様に微力ながらお伝えしていく義務があると考えております。
そのような中、今年の中3生の内申点も、大きく伸ばした生徒がいた反面、
少し気が緩んだのか、提出物・忘れ物が多くて、内申点を落としてしまうと
いった本当にとても残念な生徒もおります。
1学期から「主要5教科オール5」という生徒もいましたが、この2学期、
本当によく頑張ってくれ、現段階で判明しているだけでも、
「主要5教科オール5」が3名、またなんと、
「全9教科オール5」が1名、
「主要4教科オール5+1教科4」が複数名
など、
非常に素晴らしい内申点保持者が出てきております。
内申点が取れている生徒には、油断・慢心を無くしてもらい、内申点が
取れていない生徒(1学期維持・1学期からダウン)の生徒には、本当に
意識を改革してもらい、危機感を更に持って、実力養成をしてもらえる
よう最大限のサポートを行っていきたいと思います。
さぁ、いよいよウイプロに突入です。生徒本人にはもちろん、我々講師陣も
こうしておけば良かったと後から後悔することのないよう、小6・中3・高3
の受験生に向かい合っていきたいと思います。
保護者の皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。