子どものやる気を引き出す!親のアプローチ
恒例となりましたが、マネジメント・ブレイン・アソシエイツ様発行の「子供のやる気を引き出す 親のアプローチ」を転載させて頂きます。保護者の方々にも何かの気づきの一つにして頂ければ、これに勝る幸せはございません.
出典:マネジメント・ブレイン・アソシエイツ発行「子供のやる気を引き出す親のアプローチ」
☆ 3つの承認活動! ☆
◇私は、子育ての講演でも学校や学習塾の先生方を対象にした講演でも、必ず子どもたちを承認して、子どものセルフ・エスティーム(自己重要感:他人が自分のことを重要だと認めているのだと自分が実感すること)を高めてほしいと伝えています。
◇私たちは、子どもの「出来ていないところ」に注目して関心を示し、出来ていない点を出来るようにさせようとしがちです。
ですが、まずはその前に、子どもが当たり前に出来ている点に注目して関心を示し、子どものセルフ・エスティームを高めることが、大切なことなのです。
◇自分の可能性を信じる力を持って、子どもが自分の欠点の克服に向かっていくようにしたいものです。欠点ばかり注目され、いつもその欠点を指摘されていたら、子どもでなくても委縮してしまいます。
まずは、子どもの当たり前に出来ている点に関心を示すことです。これは、前回も書いた通りです。今回は、出来ている点に関心を示すことを、もう少し詳しくみていきます。
◇子どもたちの行動のどこに関心を示すか、その示し方に3つ承認活動があります。
1つは、存在承認。
2つ目は、成果承認。
3つ目は、未来承認です。
1.存在承認:
子どもの存在自体を承認する活動です。
・あなたがいるだけでお母さんは、楽しいわ。
・今のあなたでお母さんは、いいの。
こんな表現で相手の存在を承認することが、存在承認です。
2.成果承認:
成果を出したプロセスに注目して承認する活動です
・100点を取るぐらい練習したことが素晴らしいわ。
・入賞するぐらい頑張ったのね。
成果を出すプロセスを承認することが、成果承認です。
結果や成果だけに注目しないようにしたいものです。
3.未来承認:
今出来ている点を承認しながら、未来に向けて子どもの行動を承認していく活動です。
・今こんなに頑張っているんだから、きっと数学がわかるようになるわ。
・この単語が書けるんだから、このまま頑張ったらきっと英語が得意になると思うわ。
出来ている点をもとに将来、その出来ている点が大きくなっていくと承認する活動が、未来承認です
◇この3つの承認活動を子どもたちに一杯与えてください。当たり前に出来ていることに注目し、関心を示して、子どもたちのセルフ・エスティームを高めて、子ども自らが自分の欠点の克服に臨んでいくようにしたいものです。
『存在承認・成果承認・未来承認を子どもたちに与えよう!』