2021年02月24日

塾長コラム


早いもので2月も過ぎようとしております。

 

この時期、高校入試、大学入試が続き、またそれと同時に怒涛の合格発表が毎日のように訪れますので、なかなか気の休まることがない時期を過ごします。

 

職業病ではありませんが、この時期になるとお腹の調子が悪くなったり、手に発疹が出たりとストレス耐性に弱いのか、メンタルに来てしまうのかと思えることもございます。

 

19回目を迎える今年の合格発表シーズンですが、何度経験をしても、あの鼓動が高まるドキドキ感は毎年感じる季節の風物詩となっています。

 

特に今年はコロナ禍での入試ということもあり、3ヶ月の学校休校の取り戻しも含め、学校も大変なスピードで進み、それをこなす子どもたちも大変な思いをしたことと感じております。

 

そのような中、高3生では、初の共通テストのリーディングで92点(100点満点、全国平均55点)を取ってくれるなど幸先良いスタートができました。

 

共通テストのリスニングも配点が倍になり、難易度もぐっと上がったのですが、全国平均56点程度で8割弱と上位層に食い込むことができました。

 

本当に高3生よく頑張ってくれました。

 

その頑張りをもとに、何とか今年も浪人を出すことなく、全員無事現役で合格できたこと安堵しております。

 

頑張った高3生はもちろんのこと、それを陰に日向に支えて頂きました保護者の皆様に深く感謝を申し上げ、御礼を申し上げたいと思います。有難うございました。

 

私立大学の合格では、関関同立の関西大学、甲南大学から合格を勝ち取ってくれましたし、東京の駒澤大学、東洋大学、専修大学なども合格をしてくれました。

 

ご承知の通り、2015年以降、私立大学の定員厳格化により、私立大学の難化が一気に進んでおります。

 

特に小職の肌感覚では2018年入試が一番大変だった思いがございますが、それ以降は本当に一気に難化が進んだ気がしております。

 

これは、大都市圏の大学に人気が集中し、地方の大学の定員割れがひどくなっているという状況下で国の施策として、私立大学の定員を超えて大きく合格者を出すことを抑制し、地方の大学への進学者を増やすという地方創生的な役割を担っているからです。

 

もちろん趣旨としては十分理解もできるのですが、そのことにより一番割を食っているのが子どもたちというのも皮肉な運命にもなっています。

 

また、3月末のギリギリで大量の補欠合格を出すなど、大学側も苦慮している様子も窺えますが、既に入学金や授業料などを支払った後での補欠合格のお知らせには、生徒はもとより保護者の方も対応に苦慮されることと思います。

 

この私立大学定員厳格化の件で、学校の先生や塾の先生方ともお話する機会がございますが、模試などでA判定が出ていても合格できないケースが増えているなんていう声が聞かれます。

 

確かに、小職の感覚でも、12月頃には、『この子は〇〇と◎◎は合格するだろうな』という感覚を大体の所感じるケースも多いのですが、こと最近の大学入試はそれが通じず、「えっ」というケースが増えております。

 

弊塾のブログも「異次元の難しさの大学入試」という記事が定期的に読まれているなど、その難化の一端がわかるというものです。

 

また、過去のブログ記事で定期的に何度も多く読んで頂いているのが、『現中2の皆さん、中3の1学期の通知表が大切なのはご存じですか?』という記事です。

 

その記事のPVが断トツということは、中学生の保護者の皆様においては、高校入試の内申を気にされているというのがよくわかります。

 

 

公立高校は特に内申点が大切です。その内申点がつくのは最終12月の通知表が1学期評定と2学期評定合わさって内申という形になります。

 

兵庫県は全国的に見ても、副教科の比率が内申点上は高いため、注意が必要です。

 

内申点を上げるコツコツとした努力と実力養成の両輪が何よりも大切になります。

 

ただ、受験校を決める段階では、1学期通知表しか出ていませんので、参考にするのは1学期通知表ということになり、大切ですといった内容のブログですが、これがとてもよく読んで頂いていて、非常にびっくりするくらいのPVになっています。

 

そんな高校入試においても、19期生である今年の中3生も、つい先日の推薦入試の合格発表で、

 

西宮東 人文社会科学

県立西宮 単位制

県立芦屋 単位制

 

と非常に人気の高い、また高倍率の3校に全員合格してくれ、推薦入試100%合格となりました。

 

本当におめでとうございます!

 

車の運転手になり、全高校の合格発表に回るのですが、急がないと間に合わないということで毎年必死の様相で回っております笑

 

特に今年はコロナ禍ということもあり、例年の合格発表のイメージとは異なり、静かな合格発表も多かったようです。(小職は車で待機のため、ようですと記しております)

 

そんなこんなで今年の入試も残すは今週の大学合格発表と来月に複数志願選抜です。最後まで全力でサポートしていきたいと思います。

 

保護者の皆様も、大学入試、高校入試とも大変革の真っ最中にあります。

 

以前までの情報やご自身の感覚とは大きく異なっている場合も多くございますので、是非情報をアップグレード頂ければ幸いです。弊塾も、保護者の皆様とお子さまご一緒に入試を乗り切っていくきめ細やく全力のサポートを行っていきたいと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。