2021年06月12日

中学新教科書「中1英語」の凄まじさ


さて、以前より、4月からの中学校の新しい教科書改訂のお話を何度かさせていただいております。

 

先週、今週と1学期期末の定期テスト対策講座で、中1生のテスト前サポートをしておりましたが、本当に大変なことになっているという印象です。

 

まずもって、学校のワークが昨年までと比べ、非常に難しくなっている印象です。

 

1学期中間があった中学でも中1の英語のみテストがないというのは普通なので、この期末でStarterからLesson1、Lesson2までが範囲になっています。

 

去年までの教科書であれば、「なんだ、それくらいの範囲なら大丈夫だろう」と思えるのですが、新教科書では、とんでもない語数がテスト範囲の中に入っています。ざっと挙げてみますと、

 

月の名前 1月~12月 ※2月とか8月とかよく間違えますよね・・・。

 

曜日 月曜日~日曜日 ※水曜日と木曜日、大丈夫ですか・・・

 

教科 5科だけでなく副教科名も入っています・・・

 

習いごと 書道なんていう語も・・・

 

生活 「歯を磨く」・「家を出発する」・「帰宅する」・「風呂に入る」などなど・・・

 

 「神社」・「郵便局」・「コンビニ」・「交番」・「寺」などなど

 

形容詞・副詞 「悲しい」・「怒った」・「のどがかわいた」・「興奮した」・「遠い」・「速い」・「素早く」・「主な」

 

名詞 「カメ」・「イグアナ」・「野菜」・「アクティビティ」・「アシスタント」・「手品」

 

動詞 「送る」・「つかまえる」・「ドリブルする」

 

熟語 「~が得意だ」・「~に興味がある」などなど

 

Word Bank 「アクション映画」・「ホラー映画」・「ドキュメンタリー」・「数字1~1000」

 

文法事項 be動詞・一般動詞の肯定文・疑問文・否定文すべて  canの肯定文・疑問文・否定文すべて what-疑問文

 

 

これ、中1の6月上旬の期末テストの英語の範囲です。。。

 

これをテスト前だけで、学校のワークをすべて終わらせ、予想問題(テスト対策集)をすべて解き、しっかり暗記させるのは至難の業です。

 

特に中1は定期テストっていうのをまだあまり実感としてわかっていないことも多く、あれよあれよとわからなくなってしまっている中1生が多いのではないかと非常に心配しています。

 

小学校の時からお預かりしている塾生の中1生は、小学英語で何度も何度も繰り返し、書けなくてもいいですよと言われている小学英語の方針に反して、ガンガン書いて覚えてもらっていましたので、今回のテストでもそう苦労なくテスト対策ができました。

 

ただ、今年から入塾いただいた新中1生や体験授業生の方などは、小学英語で書くことに慣れていない方も多く(指導要領がその方針なので無理もないのですが)、本当にしんどい思いをしているという印象を受けています。

 

小学英語の失敗とまでは言いませんが、どうなんでしょうか、もう少し書くことを小学英語にも求めておかないと、中学に入った英語のテストとの落差が大き過ぎて、一番困ってしまうのは中1の子どもです。

 

英語を聞くことができ、話すことができるという大方針には大賛成なのです。

 

ただ、それをベースに小学英語ができているのであれば、中学英語のテストもペーパーテストではなく、大きな転換が必要ではないかと思っています。

 

ただ、実際にペーパーテスト以外で定期テストをやるというのは考えにくいので、そうすると、やはり小学英語の方針がどうも違うのではないかと思ってしまうのです。

 

と、決められている学習指導要領にケチをつけてももちろん、問題は解決しませんので、与えられた中で最善を尽くしていかないといけません。

 

そのため、アドバンスでは今年から、テスト前の英単語テストを、テスト前でなく、月ごとに行うという形に変えています。

 

テスト1ヶ月も2ヶ月も前に、単語を覚えてくれるのかなという心配は多少ありましたが、うちの塾生は真面目です、ちゃんとGWなどにも一生懸命オリジナルプリントをやってくれました。(Studyplusという学習管理アプリに生徒が入力してくれるので、いつ、何を、どれくらいやったかが一目瞭然です。通塾時に褒める承認活動が非常にスムーズです)

 

そんなこんなで、中1英語のテスト前サポートが思いのほか、大変でしたので、中学生の保護者の皆様も、是非、お子様の新しい英語の教科書を手に取っていただき、中身に目を通していただきたいと思います。

 

これが中2,中3となるについて、さらに激しさを増し、中3では仮定法、原形不定詞なども高校から下りてきて登場してしまいます。

 

中学英語は、中3でもしっかりとやれば、入試までに何とか取り戻せるというのも今は昔です。(しっかりやっていけば取り戻せますが、内申点がつくまでや入試に間に合うかという意味です)

 

また、これだけ中1からの分量が多くなると、「英語嫌い」が増えてしまって、中2、中3と英語が全然わからないといった生徒が多く出てしまうのではないかと本当に危惧しています。

 

そうならないよう、できる限り早め(できれば小学校5年から、遅くとも中1に入るまで)に、通塾していただき、適切な指導を受けて頂きたいと切に願う次第です。

 

すでに英語がやばいという中1生の皆さん、英語が得意なアドバンスに是非お越しください。徹底してサポートいたします!

 

もし中2や中3、高校生で英語が???(もちろん他の科目でも大丈夫ですが)になってしまっている場合は、すぐにアドバンスへgo!です。

 

アドバンスの授業は『今の学年の授業』と『過去の取り戻し授業』を同時並行できます!

 

しかも、料金は定額で一定ですから、先取り、取り戻し同時並行しても料金が増えることはないおサイフにも優しい授業料となっているんです。

 

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