2020年02月06日

私立大学入試の入試結果分析(補欠合格・倍率など)


今年も関西圏の私立大学の一般前期の合格発表が佳境を迎えています。

各大学からリリースされている入試結果を少し分析してみたいと思います。

 

異次元の難易度、合格最低点アップ、倍率であった昨年と比べ、全体的には

落ち着きを戻した感を感じています。

 

ただ、今年は最後のセンター試験の年で、来年の共通テストスタートとの

兼ね合いもあり、浪人できないという安全志向な受験戦線な様相です。

 

そのため、関西圏では関関同立が軒並み前年比で受験者を落としており、

昨年恐ろしい倍率になっていた産近甲龍や摂神追桃も昨年ほどではない

倍率になっています。

 

これは昨今、私立大学定員厳格化の影響で、安全志向になるとともに、

定員を超えられないという大学側のプレッシャーが最高潮に高まったのが

昨年であり、公募推薦入試なども定員を絞り、一般入試でも絞り、最終的な

戻り率がよろしくなかったのか、補欠合格を30名、50名レベルで出したり

しているところがあったり、かなりの混乱が見られました。

 

そんな去年の状況もあり、今年は公募推薦入試で昨年よりは多くの合格者を

出しておいて、手続き数により一般入試で合格者数を調整しようといった

ような大学もあった気がします。

 

本来、補欠合格が出るというのはかなりのイレギュラーであった気がしますが、

こと去年に関してはそんな状況だったので、その結果を踏まえて、大学側も

少し合格者の出し方を工夫してきた気がします。(あくまで推測ですが)

 

受験者側も昨年の一般の恐ろしさがあったものですから、公募で合格できた

のであれば、もう公募で終わろうかという心理になるものと推測できます。

 

また受験者の保護者の方々も、私立大学の受験料も数多く受験すると結構な

出費にもなり、また公募で合格して入学金を納入して、それを無駄にしてしまう

可能性がある一般入試のチャレンジを少し控えようかというお考えなども

あったりされるのかと推測したりしています。

 

いずれにしまして、もっと資料が出揃ったあと各種の分析を行いたいと

考えています。