2021年07月01日

アクティブラーニングの功罪


ちょっと仰々しいタイトルとなりましたが、お耳にされたこともあるかと思います。

 

「アクティブラーニング」

 

これについて所感を述べていきたいと考えています。

 

アクティブラーニングとは、簡潔に言いますと、自分で調べ、考え、発表したり議論したりして、思考や理解を深めるという方法です。

「思考力」「自立心」などを養い、自ら進んで学びを行うという点で、非常に素晴らしいものであると考えております。

 

弊社でも、生徒たちが自分自身で考え、自律して動けるような仕組みを持っております。

 

しかし、このアクティブラーニング。小学生や中学生には特に初見の内容に行っても良いものなのかという疑問は持っております。ともすると、きちんとした知識が身につかず、表面的な学習に終わってしまうのではないか。ということです。

勉強=教えてもらうこと。ではないという認識は持っております。しかし、ある程度の事前知識というものがあり、その知識を深めるという意味合いにおいて、アクティブラーニングは効果を発揮できるのではないかと考えています。

問題演習をするだけ、話をするだけ、考察するだけではなく、その前にしっかりとインプットとしての知識があることが大前提ではないでしょうか。

 

アドバンスの授業も、生徒たちが自律して学ぶ工夫をいたるところに設けております。

しかし、その中でも「インプット」にも、しっかりと時間を割いてもらえるように、ICT教材や講師のチェックなどを組み入れております。

その後、演習やら、講師からの質問などで、考えや知識を深めていくことが、大切ではないかと考えているのです。

 

一時よりは下火になった感はありますが、依然として、学び方の中心軸に近いところにはいる方法ですので、しっかりと向き合って、上手に使っていきたいものです。