2023年12月20日
国語力を軽視すると大変な目にあってしまいます
小学校では算数と並んで重要科目として位置づけられる「国語」ですが、中学校に入ると「英語」が台頭してきて、つい隅に追いやられがちな国語ですが、英語科講師として断言します。「国語」は一番大切です。
ついつい考えがちなのですが、「国語は日本語話せてるから大丈夫でしょ」とか「普通に読めるし」なんて安易な考え方をしてしまうと、国語はおろか、英語、数学、理科、社会など軒並み点数が取れなくなってしまうのです。
最近、非常に危機感を覚えているのが、国語の文章に触れている時間が極端に少ない生徒が増えていることです。
文章を読まないどころか、文章を口にしないので、ちょっと長い文章の意味が理解できないといったお子さんが増えているのです。文章を読まない、書かなくなったことも原因ですが、LINEでひとことで返すという習慣がついてしまっているのも一因ではないかと考えたりしています。
会話をしていても、「単語」でしか返せない(返さない)お子さんも増えていて、これは由々しき問題であると常日頃痛感している今日この頃です。
是非ご家族の中の会話でも次のことを意識して頂きながら、日常を送って頂きたいと思います。
・テレビなどで出てきた単語や表現などがわからなければ、すぐに辞書を引いて意味を確認する
・新聞や本などで知らない漢字や読み方が出てきた場合は、すぐに辞書を引く。(クイズ形式でご家族でクイズ大会などもいいかもしれません)
・保護者の方が閉じた質問(YES・NOで答える質問)ではなく、開いた質問(YES・NOで答えられない質問)を常日頃行う。
✕ これどっちにする?
◎ これはどう思う?
いろいろ実践していただければ幸いです。