塾長コラム
改訂のご案内や次年度プランニング、タイムズなどもお送りするのが遅くなってしまい、申し訳ございません。
といいますのも、1月末にインフルエンザに罹患してしまい体調不良で欠勤をしてしまったからです。
そんなに何日も欠勤するほどの体調不良は久しぶりだったのですが、入試直前でもあり、受験生にうつしてしまっては絶対にいけないということもあり、お休みを頂くことにいたしました。
色々と対応でご迷惑をおかけしたこともあったことかと存じます。この場をお借りしてお詫び申し上げます。
さて、これを書いているのは私立高校入試の約1週間前。今年の中3生は真面目な生徒も多く、緊張感を持ちながら、不安とプレッシャーに戦っている様子がみてとれます。
今年の中3生は弊社でいうとことの23期生。23年間毎年受験生を高校に送り込んできたのだなと感慨深い所もありますが、まずは私立高校を合格して、公立高校の第一志望に合格できるよう全力でサポートしていきたいと思います。
よく受験生たちには話を行うのですが、「受験の神様はちゃんと見ているよ」ということです。
これだけでは中3生には理解できないので、もう少し落とし込んで話を行います。
「勉強というのは裏切らない。やればやった分だけ自分に返ってくる。ただ、その逆も然りで、やらなければやらない分も自分に返ってくるんだよ。受験の神様はちゃんと天上からみんなの頑張りをみているよ」ということです。
23年間の何千という受験生をみていると、この時期大きく2つに分類されます。
一つは、無我夢中になって自分の志望校に向けて全力で取り組む生徒。周りからするとちゃんと寝ているのか、メンタル面は大丈夫なのかと逆に心配になる生徒です。
この無我夢中になるというのは大人からすると当たり前のように思うことがあるかもしれませんが、特に中3受験生(高3受験生はある意味大人ですので、無我夢中に頑張れる生徒が多くなります)は、まだまだそうでない生徒も多いのが現実です。
2つに分かれるもう一つのパターンは、「勉強をやったふりをする生徒」です。
この時期やっていないと、保護者からも我々からも叱られるので、やらないということはないのですが、「やったふりで終始している」生徒です。
例えば、ノートに切り貼りをし出して、ノートをまとめている感を出したり、単語帳を使わないのに作り出したり、色ペンを使って綺麗に教科書を映し出したりなどのケースが見受けられます。
ひどいケースになると宿題も答えを写してしまう場合もあったりします。
そうなりますと、インプットだけ(インプットにすらなっていないという話もありますが)になり、一番アウトプットしないといけない時期に、急ブレーキを踏んでしまうというケースです。
入試説明会でもよく話をお出しするのですが、「勉強が嫌で嫌で早く終われと思っている生徒が私立高校で緊張しすぎて足切り点を取って不合格になってしまったケースです」
その逆も然りで、「志望校を決めた秋から毎日塾に来て、一緒に決めた学習計画をこつこつとやっていたけれど、入試当日得意教科で失敗してしまいもうだめだとなってしまったが、不得意教科が助けてくれて合格最低点で最難関高校に合格した」
というケースです。
この二つのケースで小職も色々学ばせて頂きましたが、やはり「受験の神様は見られているんだ」という思いを強くいたしました。
この時期、受験生にとっては辛く、しんどいことも多くなりますが、逃げずに前向きに今できることを着実に取り組んでもらいたいと思います。
23期生の第一志望合格に全力を尽くしたいと思います。
閑話休題。
フリースクール「みらいのねっこ~キミのイバショ」を開設し、数か月が経とうとしております。
生徒も入校し、みらいを一緒に探せるよう、イバショになれるようと取り組んでおります。
またフリースクールでは学校長判断により、フリースクールでの学びが出席扱いになるということもあり、市の教育委員会の方や市内中学の学校長の方、学年主任の方などが弊社にお越しになり、打合せを行うなど、今までにない新たなプロジェクトによって、我々も緊張感をもって取り組んでいる次第です。
昨今、不登校の方の数は非常に増えており、学校復帰という観点だけでなく、多くの可能性を秘めた未来への取り組みを微力ながらも進めていきたいと切に感じております。
新学年、新学期は非常にナーバスなセンシティブな時期となります。お子さまのご様子などで気になられることがございましたが、いつでもお気軽にご相談いただけましたら大変幸いです。
よろしくお願いいたします。