塾長コラム
早いもので、新学年・新学期がスタートいたしました。
この時期になると、初々しい新入生たちが少し不安そうな表情で通学している様子をよく見かけます。
新しい環境に慣れるまでは、少ししんどいこともあるかと思いますが、それぞれのペースで頑張ってほしいと願っています。
さて、昨年度の受験生たちは、おかげさまで高校入試・大学入試ともに第一志望に合格することができ、本当に安堵のひとときとなりました。弊社でいうところの「23期生」である前・中学3年生たち。時には真剣な話を交わし、時には楽しい話題で盛り上がったりしながら、ただ苦しいだけではない受験の1年だったように思います。
内申点が不足していたり、実力に不安を抱えていたりする生徒もいたため、最後の最後まで、できるだけ不安やプレッシャーを与えないようにラストスパートのチェックを行うことができました。
私自身、若い頃は「こら、ばかたれ!」といった昭和的な教え方をしていたこともあったかもしれません(笑)。
しかし時代は流れ、令和となりました。頭ごなしに叱るようなことはほとんどなくなり、今では怒ることもめっきり少なくなりました。
おそらく、多くの生徒には「優しい塾長」と思われていることでしょう(笑)。
とはいえ、令和の時代であっても、注意すべきときにはきちんと注意をします。
そのタイミングを逃せば取り返しがつかなくなるときや、他人に迷惑をかけたときなどは、毅然とした対応をとります。
昨年の夏期講習(サマプロ)前半には、少し怖い塾長だったと感じた生徒もいたかもしれませんが、中盤以降は「仏のような塾長」として最後まで過ごせたのではないかと思います。
以前の自分と比べて、自分自身を少し褒めてあげたい気分です(笑)。
そんな話はさておき、本当に良い受験の年だったと感じています。
そしてまた新年度・新学期が始まりました。新たな受験生たちにも、それぞれの目標に向かって進んでいけるよう、私たちも全力でサポートしてまいります。
この業界では、受験は終わりのないサイクルで続いていきます。体は元気でも、気持ちの切り替えがなければ新たな意欲は生まれません。
そのため、毎年ゴールデンウィーク期間には少しお休みをいただき、気持ちを切り替える時間とさせていただいています。
最近では、「休むことも大切」という考え方が日本にも徐々に根づいてきました。
私がサラリーマンだった頃は「休むことは悪」とされるような時代でしたので、この20年、30年でずいぶんと価値観が変わってきたのだなと実感しています。
さて、年度末には保護者の皆様に、口コミやご家庭での声など、生のお声をご執筆いただくお願いをさせていただきました。
多くの保護者の皆様にご協力いただき、本当にありがとうございました。
そのおかげで、年度末から新年度 にかけては、コロナ禍以前と同様に多くのお問い合わせをいただけるようになりました。
とてもありがたく、嬉しい限りです。
なかでも、以前在籍されていた保護者様が「この塾いいわよ」とご紹介くださり、新たに入塾された方も複数いらっしゃいました。
ご覧になられていないかもしれませんが笑、この場をお借りして、改めて感謝申し上げたいと思います。
また毎年恒例の「塾長室に飾る色紙」を、前・中3生である23期生が書いてくれました。
中3という受験生ならではのプレッシャーや不安の中でも頑張った1年の想いが、色紙には詰まっています。
普段はクールで淡々としている子どもたちも、こうした形になると熱く感謝を語ってくれるものです。
塾長冥利に尽きる、何よりのご褒美だと感じています。
また、高校1年生となった生徒たちも引き続き高校部に在籍してくれており、次は大学入試に向けて一緒に頑張っていけたらと思っています。特に高校1年生の1学期は非常に重要です。この時期をうまくスタートできるかどうかで、その後の学習に大きく影響します。
「高1の壁(高1クライシス)」に悩む生徒を何人も見てきましたので、当面は注意深く見守っていきたいと考えています。
さて、話は変わりますが——。
昨年開校したフリースクール「みらいのねっこ〜キミのイバショ」は、まもなく半年を迎えます。
新学期・新学年が始まるこの時期には、不登校といった繊細な問題が増える傾向にあり、お問い合わせも多くなってきました。
もちろん、不登校でお悩みの生徒や保護者の方々から、さまざまなお話をうかがう機会も増えています。
当スクールは、学習面のサポートをメインとしたフリースクールです。
学習面でお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。
保護者の皆様、今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。