2015年01月22日

塾長コラム


早いもので入試シーズンが突入しました。つい先日、受験生を送り出したと思っていたのですが、また受験生を送り出す時期となり、月日の早さを実感しております。
今年は小6生・中3生・高3生と中学入試、高校入試、大学入試と3本柱で取り組んで参りました。それぞれの特色や制度の違い、年齢層の違いから来る取り組み方の違いなどを踏まえて、1年間必死で取りくんで参りましたので、これからそれぞれの生徒たちが自分の最高のパフォーマンスを発揮して、無事合格してくれることを期待しつつ、最後の追い込みをかけてもらい、気が抜けているかなと思う生徒には叱咤激励も行いつつ、メンタル面でのサポートを大切にして1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。
そのような中、小6生たちが、さい先良い結果を中学入試で残してくれました。
第一志望中学の第一志望コースでの合格を両名とも勝ち取ってくれ、本当に嬉しく思います。
中学入試の算数は、非常に特殊であり、特殊算をどれだけ習得できるかによって変わってきます。特に方程式を使えれば簡便に解けたりしますが、方程式を使わず、解いて答えを導き出すのは、教える方も教えられる方も大変です。
中学入試の学習進度、カリキュラム、テキスト作成などの責任者を副塾長にお願いしていたので、そのプレッシャーは大変なものだっと思います。社会人講師の方にも力を貸してもらい、理系講師陣総掛かりで対応頂き、本当に感謝しています。
小6の皆さんの頑張りにおめでとうございますと同時に講師陣も労いたいと思います。
合格した小6生の方も、保護者の方や祖父母の方など数多くの方の協力があって、無事合格できたものとと思います。関わって頂いた皆さんに感謝しながら、特に、一番保護者の方には感謝して、これからの中学、高校、大学生活を有意義に過ごして欲しいと思います。
中学に入っても引き続きアドバンスで更に勉強を頑張っていきたいと言ってくれているのも本当に嬉しく思います。更にどんどん実力をつけられるよう一緒に頑張っていきましょう。
そのような中学入試の統一日に実施されたのが、いわずもがな、大学入試センター試験です。
数年以内にはセンター試験の廃止の答申がなされており、今後の動向が気にかかりますが、まずは今年のセンター試験で、うちの高3生がどうだったかが一番気になります。
おかげさまで、全教科の平均得点率で90%近く取ってくれた生徒も居り、センター利用ではほぼ合格を勝ち取ったかなと思える所です。もちろん入試は油断禁物で合格通知を見るまでは安心はできませんが、例年の傾向から考えると少しほっとはできそうな気がしています。
その他でも、国語+社会で85%近く取ってくれた生徒も居て、その頑張りには頭が下がります。
今の大学入試は非常に複雑ですからら、毎年のように変更になる制度をその都度チェックして、調べる必要はありますが、センターのみで受験できて、国社で85%であれば、受験して合格できる大学も十分見えてきますので、センターメインでなくとも、何事も頑張っておくに越したことはないんだなとつくづく痛感しました。
そんなこんなでセンターリサーチの結果や独自調査で高3生とは打ち合わせ、面談を重ねながら、その合間を見て、このコラムを書いております。
これから私立大学の一般入試前期が続々と始まり、続々と合格発表が出てきて、中期、後期とつながり、3月まで気を抜くことはできませんが、高3生の最後の追い込みに期待したいと思います。
テレビでマツコデラックスさんが一貫校出身者の話をして物議を醸しているようですが、少しその内容を考えてみますと、
『小学校、中学校と上がってきていい大学出たやつらは使い物にならない、ほんとに。ごく一部に天才はいるけど、大体のやつは社会に出ると、要領が分かっていないのか闘争心がないのか分からないけど…。野っ原を駆け回って、高校の時に頑張っていい大学入りました、みたいなやつが仕事していて頑張ってるなって思う。』
前半の一貫校の話は置いておいて、後半の話には一理ある部分もあるのではないかと思っています。
いい大学というのは語弊がある部分があると思いますが、とにかく自分の最大限のパフォーマンスを発揮して、遊びたい気持ちやのんびりしたい気持ちを横に置いて、とにかく必死で頑張った入った大学という意味では、それは通じることなのかなと思ったりしています。
小職も受験生には「合格が大事なのではなくて、どれだけ頑張ることができたかが一番大切である」といつも伝えています。
どれだけ頑張ることができたかは、その後の人生で大きなバックボーンになって、「あれだけしんどい思いをして頑張ったんだから、これくらいのことなら頑張ることができる」といったような気持ちになることができるように思います。
もちろん、勉強以外でも頑張ったことがある人は良いことですし、勉強以外の頑張りを認めないという風潮もよくないことだと思います。
そういった頑張ったことが人生には絶対に必要だということをマツコさんは伝えたかったのかなと思ったりしました。
これは大学入試だけではなく、高校入試でもそのような感じがしています。中3の高校入試の時に必死で頑張った生徒は高3になっても必死で頑張ることができる傾向が強くあります。
今年の受験生を無事志望校に送り出して、また気持ちも新たに来年の受験生に臨んでいきたいと思います。
今後もますます頑張っていきますので、ご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。