2015年12月22日

塾長コラム


早いもので、12月も半ばとなりました。今年は暖冬という予想で、確かに日中は12月の中旬とは思えないような気候があったりしますが、また次の日には少し寒さが強いなどということもあり、体調の管理には気を遣う今日この頃です。

 
現在、ウインタープログラムの授業にもれがないかの総チェックを行っている真っ最中であり、細かな作業を副塾長、准専任講師が主として頑張ってくれております。

 

小職は全体を見ながら、ウイプロが成功できるよう、いろいろな観点から確認をし、一つ一つを積み上げていっている所です。

 
ウイプロの成功とは、もちろん、授業が滞りなく円滑に進んでいくことはもちろん、受講してくれた生徒の皆さんが、一つで二つでも苦手単元をなくし、「わかった」ことを増やして、勉強の楽しさを少しでも感じてもらい、学習意欲の向上を図ることができることが成功だと考えており、まだまだ小さなアドバンスではありますが、そのために努力をしています。

 
普段、なかなかお伝えすることも少ないですし、あまりスポットが当たらないことではありますが、生徒たちの学力向上、学習意欲向上のため、次のようなことを実践しています。

 
今回はウイプロのような季節講習時のことについて、せっかくですので、保護者の方々にもご理解頂ければと思い、手前味噌ではございますが、お知らせさせて頂きたいと思います。

 

 

まずは、生徒一人一人の「進度一覧表」の作成です。これは、ウイプロ中に進むべき単元はもちろんのこと、生徒別にどのような形で進んでいくのかを一人一人の教科別で計画しております。

 
ご存知の通り、アドバンスでは、Oneトレというプリントを活用して、SHB(スーパーハイブリッド)という1対4の授業を行っておりますので、その進め方は、生徒が100名居れば、100通りの進め方となります。

 

あまり具体的に申し上げても、わかりづらいかと思うのですが、生徒の習熟状況により、標準編の問題を使用するのか、入門編を使用するのか、発展編を使用するのかが大きなくくりではありますが、更に細かく、LSC(解説のラーニングプリントをつけて、ステップ問題、チェック問題と進んでいくパターン)やら、LC(ラーニング+チェック)、C進行(チェック問題のみで通す)、チャレンジ進行(チャレンジ問題のみで進行)など、数多くのパターンを作成し、生徒の教科別の習熟度合、目標に応じて、変化させております。

 
さらに、この単元を終了すると、別の単元に飛ぶ計画を作成する時も往々にしてあり、また、単元によって、入門編と標準編を使い分けるといったプロの技を見せることもあります(笑)

 
それをウイプロで何日間のプランで受講頂いているかに基づき、また平常授業でどこまで進んでいるのか、どこが苦手なのかを加味して、本当に一人一人のオーダーメイドの単元計画を作成しております。

 
文字で書くとあっさりしておりますが、これは本当に緻密な作業と熟慮が必要なことであり、ここをいかにしっかりと行うかによって、成績が上がるかどうかに直結することですので、本当に神経を使います。

 
この計画作成を主として頑張ってくれているのが安田副塾長です。

 

毎日の平常授業でも同様なのですが、特にウイプロなどでは、復習をしっかりと行える時間が取れることもあり、復習→先取りなども踏まえて匠の技で計画作成をしてくれています。

 
ただ、これも生徒の問題演習の段階で、苦手が出てくればスピードも遅くなりますし、得意な単元であれば早くなりますので、授業中も「進度調整」という技が必要になります。これは、各講師(トレーナーと呼んでおります)の腕の見せ所であります。

 
他塾のような普通の個別指導であれば、当該学年のテキストを順を追って進めていくということが主体になりますので、そう力量が求められるものではありませんが、アドバンスのトレーナーは、進度調整はもちろん、どのような単元のどのような内容の質問でも即決で解答しなければ勤まらない指導方式となっておりますので、トレーナーの緊張感も半端ではないことでしょう(笑)

 
また、こういった学習単元、進度調整を行う上で、なくてはならない業務が、チューターと呼ばれている得点入力、プリント配布を行ってくれる先生です。チューターの先生は、トレーナーから依頼を受ける進度調整を即座にOneトレPCに反映させ、生徒の待ち時間をできる限り少なくできるよう常に意識をしてくれながら、いかに授業がスムーズに進むことができるかを最優先してくれている本当に扇の要のような存在です。

 
こういった計画を事前にしっかりと立て、ウイプロなどの季節講習の前には全講師が集い、学習単元の打ち合わせ会も実施します。平常授業であれば、毎日19時からはその日の打ち合わせが全講師で始まります。

 
こういった中々見えない裏側を今回お知らせいたしましたが、まだまだ不十分な所は沢山ございます。ご意見やお叱りを頂いた点につきましては、謙虚に受け止め、改善策を模索し、一人でも多くの方々に

「アドバンスに通わせて良かった」

「アドバンスに通塾して良かった」
と思ってもらえるように鋭意努力して参りたいと思います。

 
まだまだお伝えしたいことはたくさんあるのですが、紙面もそろそろ尽きて参りましたので、またの機会にさせて頂きたいと思います。

 

この冬、受験生にとっては大切な大切な1分1秒を惜しむ時期、最後の最後まで応援していきたいと思います。

 

受験生以外の生徒には、来るべき受験期に大きな苦労をしないですむように、今を大切にすることを微力ながらも伝えて参ります。ご協力をよろしくお願い申し上げます。