塾長コラム
早いもので5月も下旬となりました。
現在アドバンスでは、おかげさまで7中学10高校の在籍者がおりますので、毎週毎週、定期考査が始まるというのがこの5月になります笑
1つの学校が終わると次の学校が始まるといった中で、定対スペシャルで対策を行ったり、進度を調整したりなど慌ただしく過ごしております。
6月も中旬以降7月の始めまではそういった状況が続く期末考査となりますので、しっかりと対策をしていきたいと考えております。
さて、今年度の開講講座である、アクティブハイブリッド(AHB)、英語LEX、英語LEXジュニア、パズル道場ですが、それぞれ生徒の皆さんも段々と慣れてくれ、成果も上がってきているように感じます。
特にアクティブハイブリッドでは、大きな目標は、「自分自身で主体的に学習できる体制を作る」という意味合いを持っております。
ご承知の通り、究極的には「勉強というものは自分自身で行わなければ最大限の効果は出ない」とよく言われます。
小職も本当にそのように思います。
自分自身で調べたこと、自分自身で解いたこと、自分自身で覚えたことなどは、非常に頭に残ります。
ただ逆に、人から聞いたこと、人から教えてもらったことというのはすぐに右から左に流れ、記憶から抜けてしまうのが人間の脳のメカニズムです。
もちろん、わからないことを聞くことは大切です。不明点を解決した上で、その後の行動が非常に大切なのです。
アドバンスも17年目を迎え、大勢の生徒の皆さんをお預かりしてきました。
成果が出ている生徒の特徴は間違いなく「自分自身で主体的に学習できる体制と引いている生徒」です。
中3生で1学期2学期ともオール5という生徒もいました。9教科オール5の内申の生徒もいました。
超難関進学校を特待生で入学し、3年後、国立の医学部に入学し、6年後、医師になった生徒も居ます。
同様に難関進学校の最上位コースに合格最低点ギリギリで進学し、3年後にクラストップで京都大学へ進学した生徒も居ます。
もちろん、そういった生徒ばかりではありません。
英語が苦手で中3の1学期の段階でbe動詞も一般動詞も怪しい生徒がいましたが、中3の1年間の頑張りで入試当日は、英語の長文はスラスラ、文法事項も余裕になった生徒もいました。4月と1月の模試では偏差値24も伸びました。
英語が嫌いで嫌いで、アルファベットを見るのも嫌だという生徒がいました。中3の土曜補習でゼロから英語をスタートして、入試時には英語が一番得意、過去問をやっても丸ばかり。「答え見たのか」と冗談をいう位まで伸びた生徒がいました。彼は3年後、関西大学に進学しました。
英語が嫌いで、やればできるのにやらない生徒がいました。我々も悩み苦しみ、いろいろあの手この手で生徒に投げかけました。中々意思疎通も進みません。ただ、「試しに英検受検してみたら。一生涯の資格になるし、自信がつくよ」という一言で彼は目覚めました。
その日から英検に合格するための学習を必死で進め、1次合格。小職と一緒に2次試験(英語だけの面接です)対策を必死でやりました。
その結果、合格。そこからというもの、我々も目を見張るばかりの頑張りで、その他の科目もどんどんできるようになり、無事第一志望校へ合格。
そんな生徒をいっぱい見てきました。なにがきっかけで人は変わるのか本当にわからないということを体感させてくれた教え子たちです。
しかし、
全員に共通していることは、「きっかけをつかんだ後は、自分自身で必死で努力をし、色々なことを考えることができた」という点です。
いつまでも受け身のままで、教えてもらうのを待っている、教えてもらって理解してもそのまま放置するので1週間後にはまた忘れる。
なんでも聞いて、さらさらっと頭に残し、短期記憶だけで勝負するので、定期テストはそこそこ。でも実力が全然つかない。
暗記だけに頼って、理解がないまま勉強しているので応用が利かず、定期テストはそこそこ取れるが模試や実力テストは全然。
宿題を疎かにして、答えを写し、とりあえず体裁だけを整える。だめだとわかっていればともかく、悪いと思わず、当たり前にそれを行う。
深く考えず、与えられたことだけをこなし、単純作業になっている。
忘れものも多く、それを補う策も取らず、そのままにしている。
成績が伸び悩んでいる生徒の大半は上記のような状況が多いことも体感しております。
彼ら、彼女らにいかにきっかけをつかんでもらうか、色々な言葉を投げかけ、面談もし、信頼関係も構築しという時間もかかります。
そういった中で、きっかけをつかんで大きく伸びていくことができる生徒を一人でも二人でも多く、早くできるよう日々頑張っていきたいと考えております。ただ、信頼関係の構築はなかなか一朝一夕にはいかないので、歯がゆい思いをするケースもございます。
サマープログラムでは色々なプログラムも準備しておりますので、一人一人がそのきっかけをつかめるよう、ブレイクポイントを迎えられるよう、外的要因を様々な点から与えられるよう精一杯頑張っていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。