2024年01月18日

教務便り


ご無沙汰しております。

 

今年は年始から震災や航空機事故など、悲しい出来事が起きており、胸を痛めております。一刻も早く明るい兆しが見えることを願ってやみません。

 

さて、早いもので、共通テストも終わり、私立大学入試、私立高校入試目前の時期となりました。
ウインタープログラム初日のスピーチでは「ウイプロの14日間は、本当にあっという間に終わるから、後悔のない時間を過ごしてほしい」と伝えておりました。

 

中3・高3はもちろん、他の学年の生徒の皆さんも、寒い中頑張って通塾して、努力してくれたように思います。
また、DailyNoteやスタプラメッセージのやり取りなどを通じて、保護者の方がお子さまのことを真剣に考え、見守りつつも、時には叱咤激励を行っていただいている様子を感じ、同じ目線に立ち、一緒になってお子さまの成長を見守る立場に立てていることを嬉しく思っておりました。

 

私事ではございますが、昨年6月に父が交通事故に遭い、5か月ほど入院しておりました。
そして退院して1週間後に、脳梗塞で倒れ、現在もリハビリ入院中で、休みの日には実家と病院を往復するという日々を送っております。
幸いなことに自分自身は入院をするような病気もケガも経験しておりませんでしたので、入院となると、こんなに色々な手続きが必要なのかと、知らないこと、わからないことの連続で、方々に電話をかけ話を聞きながら、手続きなどをしておりました。

 

そこで感じたことが「人とのつながりで生きている。生かされている」ということでした。
福祉課の方や、保険会社の方、病院の方など、初めて電話をかける方々ばかりでしたが、私のわからないことだらけの話を丁寧に聞いていただき、道筋を示してくれたことにとても助けられて、なんとか現状を保てています。

 

これを自分の仕事に置き直して考えた際に、塾でも同じなんだなと感じました。

 

初めてお電話をかけてこられる保護者の方、お子さまの成績や現状をなんとかしたいけれども、どうすればやってくれるのか、できるようになるのかとお悩みの方、また生徒も同様に悩んでいることがたくさんあると思います。

 

不安でどうしたらいいのかと悩んでいる際に、今まで以上に真摯に向き合い、寄り添って話を聞いたり、授業をおこなったりしていくことが、私にできることだと改めて気付かされた気がします。

 

また親孝行したいときに親はいないとも良く聞いておりました。恥ずかしながら、こうして親が倒れたことで改めて、親孝行できる時間がもう残り少ないことにも気付かされました。

 

期限が決まっているという目線で見ると、生徒たちとの関わりも同じものなのだと感じています。

 

中学校3年間、高校の3年間、最長でも小学校1年生から高校3年生までの12年間しか、私は生徒たちや、保護者の方と関わることのできる時間はありません。
 
そんな限られた時間の中で、どれだけ真剣に向き合い、指導していくことができるのかということを改めて考えさせられるきっかけにもなりました。

 

もちろん、生徒の人生の一端を預かっているという気持ちでずっとやってきましたし、これからもその気持ちは変わりませんが、もっと寄り添って、生徒のため、将来の選択肢の幅を広げるために、努力できることはないかと考え、指導に当たりたいと思います。

 

そんな思いの中、目まぐるしく変わる教育改革や、受験改革の中、アドバンスも必要に応じて、変わり続けながら、地域の皆様のお役に立てる塾でありたいと考えております。

 

家庭教師の派遣センターから始まり、3年目に塾へと業態変更をしてから、もうすぐで20年となります。数字にすると驚きますが、20年以上もの間、アドバンスがこうして継続してこれたのも、ひとえに皆様にアドバンスを選んで頂けたからだと考えております。

 

時々、保護者の方からの「ご家庭の声」や、生徒の「合格体験記」などで「アドバンスに通って良かった」と書いて頂けることがあり、何よりの励みとなっております。ありがとうございます。

 

今年も1月に創立記念日を迎えますが、気持ちも新たに、新しい年度のスタートを切っていきたいと思います。

またご家庭の声も同封させて頂きますので、お時間がございましたら、ご記入頂けたり、現在お子さまの勉強でお悩みの方をご紹介頂けますと、今後の励みにもなりますので、お願いできればと存じます。

 

今年の受験も、あと残すところ、2か月ほどとなりましたが、志望校合格を目指して、また、受験生外の学年の皆さんの成績向上や意欲向上を目指して、精一杯指導して参ります。
 

今年もよろしくお願いいたします。