教務便り
ごぶさたしております。安田です。今月号は、講師紹介のページも多くなっておりますので、それに便乗して、私の自己紹介も兼ねさせて頂きます。(笑)
今ではすっかり宮っこ気取りですが、生まれも育ちも大阪です。親の仕事の関係で、大阪府内を転々としますが、だんじりで有名な岸和田の隣の小さな町で小学2年生まで育ち、その後、引っ越して、あと2つの市や町をまたげば、和歌山県という泉南という街で、中3まで過ごします。その後、また生まれ故郷の街に戻り、大学まで過ごし、現在は堺市が実家となっています。
高校は、大阪市内の私立高校に電車で1時間半ちかくかけて通っていました。満員電車に揺られ、貧血をおこしてしまって倒れそうになっていたのを覚えています。笑
そして、大学受験で関西学院に無事合格でき、そこから西宮との縁が深まったように思います。また、今でこそ、西宮の町名までわかるくらいに成長しましたが、大阪の南部に暮らしていたこともあり、大学受験をするまで、西宮市はおろか、兵庫県の市の位置関係も知らないくらいでした。
大学時代は、法学部に所属し、法律家になることを夢見ていましたが、家庭教師や塾講師をする中で教えることの楽しさを感じていました。そして、現在の職に就こうと決めた最大の理由が、家庭教師でのある生徒との出会いでした。
少しだけ彼のことを紹介しますと、最終的には偏差値を20以上伸ばして、私立の進学校に合格してくれるのですが、中2であった当時は、将来はかたつむりみたいにひなたぼっこをして過ごすのが夢というくらい、のんびりとした性格の子でした。笑
勉強に関しても、その性格を存分に発揮してくれていましたが、勉強における素質のよさを感じていました。彼の場合は、記憶力の良さや、のんびりした中にも持っていた負けず嫌いな性格でした。
それをなんとか伸ばしてやりたいと思い、19時から90分の授業の予定が気付けば、22時、23時と終電で帰ることも多くありました。今思えば、ご家庭にもご迷惑をおかけしていたなと思うのですが、当時は熱血先生ばりに教えていたように思います。
宿題ができていないときには怒り、成績が伸びたときには一緒に喜び、受験時には一緒に高校見学に行ったりもしていました。
どちらかというと怒っていたことの方が多かったようにも思うのですが、生徒からは「こうたん」と呼ばれ、懐いてくれていました。笑
そんな彼から「今まで勉強の話で楽しいと思ったことなかったけど、友達との会話でついていけた。話が合って楽しかった」とか、
「英語を友達に教えてる」といった話が中3の2学期ごろには聞けるようになりました。
わずか1年という期間で、ここまでの変化を見せてくれたこと、そして、それと同時に、表情も明るくなり、言動も異なってきたこと。
これらの経験は、今思い出しても感動するくらい、深く心に刻まれています。
私1人の力は微力ですが、生徒が変わろうという意識を持てるよう、その手助けをしていきたいと思い、塾講師という職は、生徒1人1人の人生の一端を担う、非常にやりがいのある仕事だと感じました。
そして、1人でも多くの生徒達へ、勉強の楽しさや、伸びてきたときの高揚感などを伝えていきたいと思い、この職に就きたいと決め、現在に至ります。
今、こうして色んな生徒達と関わることができ、またその時々で様々なドラマもありました。
私自身、受験期は幸いなことに、勉強を楽しく捉えることができていたので、それほど苦労した思い出はないのですが、それに至るまで、特に高校時代は挫折の連続でしたので、そんなときの気持ちの持ち方や、勉強の仕方などをこれからも伝えていきたいと思います。
段々といつものように、堅苦しくなってきましたので(笑)、最後に趣味や最近克服したことなどを。
趣味は買い物、散歩、1人カフェなどです。1人でじっくりと考え事をしたり、のんびりと過ごすのも好きです。
また、この1年で克服できたことは、ビールを飲めるようになったことです。笑
今までは、ビール類はコップ半分が限界で、焼酎や日本酒、梅酒などを飲んでいました。しかし、ビールの本場に旅行することが決まり、これは克服しないといけないと思い、1ヶ月間、ほぼ毎日、いろんな会社から出ているビールを飲み、自分の口に合うものを探した結果、今ではすっかり飲めるようになり、周りからも驚かれています。
こんな日常での経験も含めて、目標を持てば、どんなに苦手だったことでも、克服することはできるということを、生徒達に伝えていきたいと思います。
どんなことでも、必要であるなら、それから逃げずに、立ち向かっていく気持ちになるよう、これからもサポートして、励ましていければと考えています。
取り留めのない文章になってしまいましたが、塾長以下、准専任講師や学生講師陣、そして現在研修中の講師も含めて、一丸となって、お預かりしている生徒1人1人の成績向上と、その後よりよい進路がとれるようにと考え、指導してまいります。
今後とも、よろしくお願いいたします。