2018年12月20日

教務便り


ご無沙汰しております。安田です。

 

先日15日には、中学生の模擬入学試験を執り行いました。22日のウイプロ初日には、仮合否発表を行い、生徒たちの引き締めにかかっていきたいと思っています。

 

現段階で合格が出れば、それに越したことはないですが、学校での未習の単元も当然のことながら、入試には出てきます。

 

そんな中、自分が合格点までに何点足りないのか。それに届かせるためには、どんな勉強が必要なのかをしっかりと見据えてもらうために、この模擬入試を行っています。

 

ともすれば、年末年始で少し気が緩みがちなこの時期。受験生にとっては、大きな意味をもつ2週間を厳しさをもって過ごしてもらいたいと考えております。

 

そして、見事合格を手にしてもらえることを楽しみにしております。

 

また、この模擬入試後に、少しだけ「高校での勉強の仕方ガイダンス」を行いました。

 

現在、受験間近ということで、どうしても「合格=ゴール」という近視眼的な見方をしてしまいがちですが、もちろん高校入試はゴールではありません。合格したそのあとの生活こそが、本当の意味でのスタートです。

 

高校での科目数の増加や、大学入試の話、アドバンスで高校でも頑張り、成功している生徒の話などさせて頂きました。

 

アドバンスでも、高校入試が終了するとすぐに、高校内容の先取りに入ってまいります。

 

特に高校英語の英文法や、数学Ⅰ、数学A、物理基礎、古文などの科目においては、初っ端からつまずく生徒が多いので、これらの科目は、高校のカリキュラムも見ながら、優先的に受講してもらっております。

 

そうすることで、ゴールだった高校入試を、新たなスタートとしてみなしてもらい、また高校でもよいスタートが切れるようにしたいと考えているからです。

 

そして、同日に行いました「面接・小論文対策」

 

初めて面接を受ける生徒が多かったので、1回目は、挨拶の仕方、声の出し方からの指導となりました。

 

また、志望動機に至っては「家から近かったから」「雰囲気が良かった」など曖昧な内容ばかりでした。

 

1回目ですので、仕方ないですが、生徒それぞれに講評を行い、声のトーンや表情、志望動機は2つや3つに分けて話すと伝わりやすいなど、具体的な指示を行いました。

 

そうして2回目の面接を行うと、そのアドバイスをすぐに生かし、グッと良くなる生徒が増えていました。

 

面接は緊張もすると思いますが、やはり行きたい!という気持ちを前面に押し出し、面接官と上手にコミュニケーションをとることが大切ですので、また練習をしてもらいたいと思います。

 

この面接練習でも際立っていたのですが、勉強においても同様に大切なのが「瞬発力」「吸収力」です。

 

先ほども書かせて頂いた通り、2回面の面接練習で、一気に良くなる生徒もいれば、1回目と変更はしてきたものの、アドバイスをほどんど、生かすことができていない生徒も見られました。

 

この違いは何か。

 

それが「瞬発力」と「吸収力」であると思います。

 

いわれたことにすぐに反応し、考える「瞬発力」。また、自分のやり方、考えだけに固執することなく、柔軟に受け止める「吸収力」

 

この差が、2回目の面接練習に出ていたのではないかと感じました。

 

これは、勉強でも同じです。

 

こんないい勉強の仕方があるよ。とアドバイスを受けても、すぐに挑戦する生徒と、何もしないまま流してしまう生徒がいます。

 

どちらが、成績向上がしやすいかは、言うまでもありません。

 

もちろん、なんでも盲従的になる方が良いという意味ではなく、明らかにできていないことを指摘された際に、それを素直に受け止め、すぐ実践に移そうとすることができるかどうか。また、そういわれたことをすぐに考えられるかどうかという点において、非常に大切なことなのではないかと考えております。

 

こういった力は、自らが意識的に行わないと身についていかないと思いますので、声掛けを行いながら、生徒たちが良い循環で物事を得られるようにしていきたいと考えております。

 

最後に、受験生はもちろん、受験生以外の生徒の皆さんに、ぜひ意識してもらいたいことがあります。

 

1つ目は「できないことは、当然である」ということです。

 

できなくてイライラしたり、落ち込んだりすることもあると思います。しかし、どんなことでも前向きに努力することで、それを克服することができると思います。

 

そこで、2つ目。

 

「できるようにするためには、何をすればいいか考えること」です。

 

できないことをあきらめ、放置していても、何も状況は変わりません。努力することを決して辞めないでもらいたいです。

 

過去の先輩たちも、泣きながらでも頑張り、偏差値20以上伸ばした生徒もいました。

 

諦めず、分析し、前を向いて頑張ること、地道な努力ですが、それはきちんと報われると信じています。

 

今が悪くても、次に良くしようという前向きさと、その努力を期待しています。そして、良いところはどんどん伸ばしていきましょう。