2021年12月27日

教務便り


ウインタープログラムも始まり、各生徒が集中して授業を受けてくれております。ありがたいことに、多い時には早くもすべての座席が埋まりそうになっており、より生徒のスペースをとるために、改装も考えているところです。

 

さて、私事ではありますが、夏前から一念発起して、高校数学の復習を行っております。

 

苦手だったということもありますが、以前世間を騒がせた未履修世代でもあり、抜け落ちている知識もあるので、しっかり知っておこうと思い、学び始めたところです。

 

弊社で使用しているベリタスというICT教材を用いて、解説テキストで例題を理解し、理解できない部分は映像を視聴し、類題を解く。そんなサイクルで、2か月程度で数ⅠAを終了させ、現在は数ⅡBに入っております。

 

このように速習ができるのは、やはりICT教材の最大の利点でもあると思われます。

もしこれが参考書を使って勉強をしていたとしたら、わからない値が出てきた段階で心が折れていたと思います。

しかし、ICT教材では、講師がその単元解説をしてくれて、しかも、考え方や覚え方、どこがポイントなのかまで教えてくれるのです。

 

そんなこともあり、高校時代は、あれほど嫌いで苦手だった高校数学も、新しい発見もあり、楽しくなってきております。(笑)

勉強の楽しさを教えるには、自分でも勉強することが大切だなと改めて実感しているところです。

 

高校時代に、こういったものがあったなら、苦手科目ももっと勉強できたのではないかと思ってしまいます。

 

そんなICT教材を、アドバンスでは14年前から導入しておりますが、ようやく市民権を得始めてきたのかなという感じがしております。導入当初は、保護者の方の抵抗感も大きかったように思いますが、現在はそれも薄れてきたように思います。

 

ただ、ICT教材だけで成績を伸ばせるのは、自分自身でも勉強ができる一部の層に限られてしまうのではないかと考えています。

 

そこで、チェックやわからないところの指導、しっかりと理解できているかの確認として、講師の役割が必要だと思っています。

 

そうして、講師が手助けしながら、生徒自身が自ら学ぶ力を身につけていってもらえればと思っています。

アドバンスの生徒たちを見ていますと、入塾当初と現在を比べて、どの生徒も自ら学ぶことができつつあるように感じることが多くあります。

 

集団授業でも、講師が隣に座っている個別指導でもない分、生徒自身で考え、問題を解き切るというスタイルが確立されており、わからないところを講師に質問するという良質な学習習慣が身についているように思います。

 

まだまだつき詰めていきたいことはありますが、現在のAHBの授業は理想とする状態に近づきつつあるように思えて、手前味噌ではありますが、嬉しく思っているところです。

 

また、今年のウイプロでも恒例のフィードバックテストを行い、受験生以外の生徒も単語テストを行い、得点率でベスト10を掲示しておりますが、1ページ目にも掲載した通り、しっかりと勉強してくれて100%を取ってくれる生徒もいて嬉しく思っています。

 

中学生は、毎回テスト前に単語テストを行っておりますので、だいぶん勉強の仕方が定着しつつあるように思います。

 

今回ウイプロで行っている単語テストは、ウイプロ明けの初回授業でも総合テストを行う予定ですので、しっかりと単語を学んでもらって、英語が得意になってもらえればなと思っています。

 

何度も言っているかもしれませんが、中学英語の教科書改訂で、私自身、大学受験の際に覚えた単語が中1や中2の教科書でさらっと出てきていたり、受験勉強でも見たことのない単語が出てきていたりなど、非常に英語の難化が進んでいます。

 

どうしても自分たちの経験で物事を見てしまいがちですが、その目線は一新しないといけないなと思わされます。

 

さらに、これに合わせ、次は大学入試が難しくなるのかと思うと、新しい単語帳でも買って、新年から英語の勉強もしていこうと年初の誓いを立てようと思っているところです。

 

もうすぐ、新たな年を迎えますが、これからも、生徒と一緒に学んで、一緒に成長しながら、進んでいきたいと思います。

 

今年1年間、大変お世話になりました。今後とも、よろしくお願いいたします。