2023年02月03日

入試真っ只中です


先日共通テストが終了し、全国で高3生、浪人生が約51万人程度受験しました。

昨年の数学ショックといわれた数ⅠAの平均点も55.65点と昨年の37.96点から18点近く上がり、昨年よりは解きやすい問題となったようです。

数ⅡBも平均点が18点ほど上がり、出題傾向の修正が行われ、ほっと一息な様相です。

ただ、英語のリーディングについては平均が8点ほど下がっており、53.82点と、いかにスピードを高めてポイントをつかむことができるかが勝負の分かれ目になったような出題でした。

化学と生物については得点調整が入り、中々平均点を揃える出題は難しいものだと痛感しています。

 

これから私立大学の一般受験、国公立大学の2次試験が行われますが、寒さも増している気候なので、それに負けず頑張って欲しいと願っています。

 

大学入試の怖いところは、「得点調整」が入るところです。

 

得点調整は、中央値補正や偏差値方式など、大学、学部学科、科目などによって異なりますが、要は「難しく点数が取れなかったとしても、他の受験生も難しい問題で平均が低いのであれば」合格できる可能性もあるということです。

 

その逆が怖いのですが、「簡単だったので手応えも十分(実際に点数も取れている)なのに、他の受験生も点数を取れていて、得点調整によって、総合点が下がる」ということです。

当日の試験で、7割、7割5分取れたとすると、手応えは十分感じられ、合格したと思ってしまうのも無理はないのですが、実際はそうではないケースも多いのです。

特に問題が簡単な大学、学部学科などでは、そういったケースが多くあり、簡単な問題だからこそ、ちょっとしたケアレスミスが致命傷になってしまうことも往々にしてあってしまうのです。

ここが、大学入試は「手応えと結果が不一致」だと言われる所以です。

 

高校入試も、私立高校入試を皮切りに、推薦入試・特色選抜、複数志願選抜と絶え間なく続いていきます。

 

受験生が最大限の力を当日発揮してもらえるように、我々も精一杯サポート、伴走をしていきたいと思います。

 

よろしくお願い申し上げます。